持続化補助金に採択された工務店「強み」の書き方3つのポイント

小規模事業者持続化補助金

1.持続化補助金に採択された工務店の「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方3つのポイント

■「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」とは何か?

 小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)は、小規模事業者が経営計画に基づいて行う販路開拓や生産性向上等などの取組みに要する経費の一部を補助するものです。対象経費には広報費や委託・外注費などがあり、申請書類は、以下のホームページからダウンロードできます。

【商工会議所の管轄エリアで事業展開をする方向け】

https://r3.jizokukahojokin.info/

【商工会の管轄エリアで事業展開をする方向け】

https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_r1h/

 上記サイトからダウンロードできる申請書類のうち、様式2と3の経営計画と補助事業計画の完成度が採択に大きな影響を及ぼしますが、当記事では当補助金に採択された工務店の様式2、経営計画「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方を見ていきます。

 「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」は、補助金を有効に活用して、経営を改善・成長させるための重要な要素です。当補助金の公募要領「審査の観点」を見ると、申請者が「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」を適切に把握し、それを踏まえて事業計画を策定することが求められています(下図赤枠部分参照)。

小規模事業者持続化補助金<一般型>第 13 回公募 公募要領から抜粋(一部加工)

 「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の適切な把握や、それを踏まえた計画策定は、申請者の業績拡大において重要な役割を果たしますので、当欄は正確かつ簡潔に記載することが大切です。

 当補助金に採択された工務店の経営計画「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」を見ると、当欄を記載する際のポイントは、①根拠を示す、②結果に終始しない、③経営資源の切り口を用いる、であることが分かります。以下でそれぞれの内容を詳しく見ていきます。

■持続化補助金に採択された工務店の「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方3つのポイント①根拠を示す

 同社は「○○という特徴があることから、既存顧客からの紹介を得ることができる」という強みを記載しました。ここでのポイントは「既存顧客からの紹介を得ることができる」根拠として「〇〇という特徴がある」ことを挙げている点です。

 つまり「既存顧客からの紹介を得ることができる」は、強みを活用して得られる好ましい結果ですから、これ自体は強みではなく「〇〇という特徴がある」ことが強みとなります。ですが「〇〇という特徴がある」ことで好ましい結果を得ることができなければ、それは強みとは言えません。よって、得られる好ましい結果の根拠を強みとして記載することで、説得力向上が期待できます。

■持続化補助金に採択された工務店の「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方3つのポイント②人的資源の強みを示す

 同社は「経営者が持つ●●という資格によって◎◎ができる」という強みを記載しました。

 小規模事業者は、大規模な企業に比べて経営資源が限られているため、経営資源の中の人的資源に業績の多くを依存することになります。特に経営者に依存する程度は大きいことから、経営者という人的資源の強みを認識する必要があります。

■持続化補助金に採択された工務店の「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方3つのポイント③情報的資源の強みを示す

 同社は「▲▲年以上、無垢材と自然素材を使用した家造りをしてきたノウハウが蓄積されているため、△△が可能である」という強みを記載しました。このような独自のノウハウは、情報的資源の強みと言え、強力な差別的優位性となり得ます。

 その他に、情報的資源の例としては、ネット上で発信している情報や、勉強会・人脈・自己啓発などで受信している情報の質と量が挙げられます。また、SNSのフォロワー数も競合のそれと比べて多ければ強みと判断できるでしょう。

■持続化補助金に採択された工務店の「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方3つのポイントまとめ

 以上、持続化補助金に採択された工務店の「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方のポイントを解説しました。具体的には①根拠を示す、②結果に終始しない、③経営資源の切り口を用いる、の3つのポイントを押さえることで、補助金に採択される可能性を高めることができます。持続化補助金に申請を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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