ガソリンスタンドのスタンプカード活用法【心理学的効果を利用】

コラム

 この記事では、心理学の研究を元に、ガソリンスタンドにおける顧客のリピート率を高めるためのスタンプカード活用方法をご紹介します。スタンプを貯めたくなる方法、再来店したくなる方法、さらにはお客様との関係性を強化する方法について、詳しく解説していきます。

 ガソリンスタンドに関係のない方であっても、スタンプカードを上手く活用してリピーターを増やしたい方に役立つ記事になっていますので、最後までご覧ください。

■スタンプカードとは

 スタンプカードとは、お客様が給油をしたり、洗車やエンジンオイルなど油外商品を購入したりするたびに、カードにスタンプを押し、一定量が貯まったら、特典を差し上げるものです。

 例えば、ガソリンを20ℓ給油するたびにスタンプを1個押し、スタンプが10個貯まったら100円の割引をしたり、油外商品のご購入1,000円につきスタンプを1個押し、スタンプが20個貯まったらボックスティッシュを差し上げたりするものです。

 そして、このスタンプカードは初期設定により、効果が異なってくることが心理学の研究で明らかになっています。

■スタンプカードの効果を高める方策

 今回ご紹介するのは、心理学の研究によって明らかになったエンダウド・プログレス効果という現象です。

 エンダウドとは英語で「与えられた」、プログレスとは「進捗」という意味であり、エンダウド・プログレス効果とは、進捗が何もない状態よりも、初めに進捗を与えると目標に到達しやすくなるという効果です。

 例えば、スタンプカードのマスが12個あったとしたら、最初の2マスにスタンプを押しておくことで、実際に貯めないといけないスタンプは10個になります。

 多くの人は、すでにいくつかのスタンプが押されたカードを見たとき、「すべて埋めたい」、「埋めないともったいない」という心理が働きます。そのため、何もスタンプが押されていない10マスのスタンプカードよりも、マスが12個あって2つがすでに埋まっているスタンプカードの方が、購買意欲や来店意欲の向上が期待できます。

 この効果は、目標達成が目に見える形で近づくと、モチベーションが高まる心理と、手に入れたものを無駄にしたくない心理が働くことで説明できます。また、ゴールまでの距離は適度に離しておくことが重要で、進捗の手助けは10~25%を目安で付与するのが効果的だと言われています。

 この効果を活用することで、スタンプカードの集客力やリピート率を高めることが期待できます。ですが、スタンプがいっぱいになった際に提供する特典をどう設定するかによっても、効果は異なってくるため、以下の方策を実行しましょう。

■スタンプカードの特典の設定方法

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ガソリンスタンドのスタンプカード活用法【心理学的効果を利用】|ガソリンスタンドの経営改善に役立つ中小企業診断士・三上康一のブログ
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