ガソリンスタンド店長が1日8時間労働で、月8日の休日を確保して客単価を30%アップさせた秘訣とは?

コラム

1.正しく頑張る必要性

 コロナ禍で多くの飲食店がピンチに陥った時に、正しい頑張り方をした店舗は、現在生き残って繁盛しています。反面、間違った頑張り方をした店舗は市場から姿を消しました。

 ガソリンスタンドの経営者やリーダーも正しい頑張り方をすることで、生き残る可能性が高まります。今回の記事では、この「正しい頑張り方」を見ていきます。

2.例外の原則に基づいたマネジメントとは

 経営者やリーダーは、マネージャーであり、マネジメントをすることが仕事です。つまり、マネジメントをすることが経営者やリーダーの正しい頑張り方であると言えます。そして、マネジメントに専念するには、現場での仕事を部下に任せていく必要があります。

 組織を構成する際に用いるべき原則として「例外の原則」があります。これは、組織のリーダーが日常業務や定型的な業務、意思決定を部下に権限委譲し、自身は戦略策定や非定型的な意思決定(これらを「例外的業務」と呼びます)に専念すべきであるとする原則です。

 つまり、ガソリンスタンドの経営者やリーダーは、現場業務に忙殺されることなく、マネジメントに注力するべきということです。現場業務で疲れ切ってしまうことは本末転倒と言えます。

 マネジメントをひと言で表現すると「管理」と言えますが、以下ではこれに注力して成果を挙げた事例をご紹介します。

3.1日8時間労働で、月8日の休暇を確保しつつ客単価30%アップ!

 そのガソリンスタンドは、正社員3名とアルバイトスタッフが在籍しており、時間当たり社員1~2名、アルバイトスタッフ1~2名、常時1~4名の人員体制というシフトを組んでいました。営業時間は7:00~23:00であり、洗車やタイヤなど油外商品のほとんどは9:00~20:00に売れていました

 ガソリンスタンドは、危険物取扱者の資格を持つスタッフが店舗に駐在する必要があります。しかし、同店では正社員だけが資格保有者であり、営業時間内は、必ず正社員がシフトに入っていました

 そこで店長は、油外商品の売上がピークとなる9:00~20:00に正社員を集中配置することで、販売を強化することとしました。

 具体的には、以下の施策を実施しましたが、これをきっかけに、部下への権限委譲が進み、社員の1日8時間労働、月8日勤務が実現でき、勤務時間の短縮が進みました。さらには、そのような労働条件で油外収益の販売が拡大し、客単価は約30%上昇しました。

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