持続化補助金の創業枠で惣菜店開業!経営計画「企業概要」の書き方

小規模事業者持続化補助金

1.持続化補助金創業枠で惣菜店開業!経営計画「企業概要」の書き方

 小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)は、小規模事業者が行う販路開拓や、生産性向上などの取組みに要する経費の一部を補助するものです。第13回当補助金には、通常枠と4つの特別枠があり、その中の創業枠を利用すると、補助率は2/3のままで、補助上限額は通常枠の4倍の200万円に引き上がります。

 当補助金に応募するには、以下のサイトでダウンロードした申請書類に記載し、書面審査を通過する必要があります。

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小規模事業者持続化補助金(一般型)
小規模事業者持続化補助金は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取り組みや、業務効率化の取り組みを支援するため、それに要する経費の一部を補助いたします。

【商工会の管轄エリアで事業展開をする方向け】

小規模事業者持続化補助金【一般型】  Top

 上記サイトからダウンロードできる申請書類のうち、様式2と3の経営計画と補助事業計画の完成度が採択に大きな影響を及ぼしますが、当記事では当補助金の創業枠に採択された事業者の様式2、経営計画「企業概要」の書き方を見ていきます。

■「企業概要」とは?

 持続化補助金の経営計画「企業概要」とは、文字通り事業者の概要を記載する欄であり、読み手である審査員は、当欄で事業者のイメージを掴んだ上で、それ以降の内容を読み進めていきます。よって、当欄を丁寧かつ簡潔に記載することは、計画書全体の理解を深めることが出来るという点で、重要なポイントとなっています。

 当補助金の創業枠に採択された当事例の経営計画「企業概要」を見ると、当欄を記載する際のポイントは、①新規事業に肩入れしすぎない、②創業の背景を示す、③経歴を示す、であることが分かります。以下でそれぞれの内容を詳しく見ていきます。

■持続化補助金創業枠で惣菜店開業!経営計画「企業概要」の書き方:ポイント①新規事業に肩入れしすぎない

 今回取り上げた事業者は、創業して1年弱の女性であり、コーチングを主たる事業としていましたが、当欄冒頭に現在の事業の目的とその内容を1行で示しました。

 彼女は、コーチングを通じて見えてきた課題を解決するために、新たに惣菜店を開業することとし、それに係る費用の一部を補助金で調達したいわけで、このような場合、惣菜店のことを記載したくなるものですが、まずはそれには触れず、現在の事業を端的に示しました。

 「企業概要」は、審査員に事業内容を理解してもらうための欄です。よってまずは、現在の事業内容を端的に示すことで、審査員が事業の概要を把握しやすくなります。

■持続化補助金創業枠で惣菜店開業!経営計画「企業概要」の書き方:ポイント②創業の背景を示す

 当事業者は当欄に、創業に至った背景や経緯を示し、事業に対する熱意を訴求しました。特に大手企業の子会社の役員という立場を投げうって、コーチングを生業として創業したという背景を強調したことは、審査員の共感を呼び、採択に至ったポイントとなったのではないでしょうか。

■持続化補助金創業枠で惣菜店開業!経営計画「企業概要」の書き方ポイント③経歴を示す

 当事業者は、学校を卒業してから就職し、社内での様々な取組みを経て創業に至るまでの経歴を述べました。これにより、経歴が創業後の事業に役立つことを訴求でき、審査員に事業の成功可能性が高い人物であることをアピールすることができます。ただし、自分の経歴は書こうと思えばいくらでも詳しく書けますので、記載内容が長過ぎると審査員は読み飛ばしてしまうリスクがあります。

 当事業者は、経歴の中で5個のトピックを取り上げ、ご自身の写真も盛り込んで、表形式にして端的にまとめた点も採択に至ったポイントと言えるでしょう。

■持続化補助金創業枠で惣菜店開業!経営計画「企業概要」の書き方のまとめ

 以上、持続化補助金に採択されたコーチングを生業とする事業者の「企業概要」の書き方についてポイントを解説しました。①新規事業に肩入れしすぎない、②創業の背景を示す、③経歴を示す、の3つのポイントを押さえることで、補助金に採択される可能性を高めることができますので、参考にしてみてください。

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