1.はじめに
(1)記事の概要
本記事では、ガソリンスタンドで働くスタッフの自律性を高め、洗車やタイヤなど燃料油以外の商品(油外商品)の販売を促進する方法について、自己決定理論とSL理論に基づいて考察します。
(2)対象者
- ガソリンスタンドの経営者、マネージャー、スタッフ
- 部下のモチベーション向上に課題を感じている方
- 人材育成に興味のある方
(3)記事を最後まで読むメリット
- スタッフの自律性を高め、モチベーション向上や顧客満足度向上に繋げる具体的な方法が理解できます。
- 自己決定理論とSL理論を理解し、スタッフの成長を促すリーダーシップを発揮できます。
- 組織全体の活性化に繋がる人材育成方法を学べます。
では、本題に入って行きましょう。
2.自己決定理論とは
アメリカの心理学者であるエドワード・デシとリチャード・ライアンが発表した自己決定理論は、人間のモチベーションと幸福に関する理論です。
この理論によれば、人々は自律性、有能感、関連性を感じる状況において、高いモチベーションと幸福感を経験するとされています。自律性、有能感、関連性は以下のように具体化できます。
(1)自律性
- 自分自身の行動を自分でコントロールできると感じることが重要です。
- 自分の意志で選択し、行動することで、満足感や幸福感が高まります。
(2)有能感
- 自分自身の能力に自信を持てると感じることが重要です。
- 成果を上げたり、目標を達成したりすることで、自己評価が高まり、幸福感が増します。
(3)関連性
- 自分が所属している集団や社会と繋がっていると感じることが重要です。
- 他人とのつながり、共感、協力などが幸福感に寄与します。
上記の「(1)自律性」の内容を踏まえると、ガソリンスタンドがスタッフの自律性を高めて油外商品の販売を促進させるには、各スタッフに、自身が得意とする油外商品、自身が興味のある油外商品を選択させ、販売の仕方は本人に任せることが有効と言えます。
ただし、これが有効に機能するスタッフとそうでないスタッフがいることに留意が必要です。以下では、その留意点をリーダーシップ理論から紐解いていきます。
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