この記事は、ガソリンスタンドの仕事の社会的地位をどう捉え、いかに幸福度を向上させていくべきかという点を、心理学の研究や松下幸之助氏のエピソードなどを用いて説明したものです。また、チャットGPTなど生成AIを活用したセルフ式認知行動療法もご紹介しています。
この記事は、ガソリンスタンドの経営者や管理職、現場スタッフの他、自分の仕事に誇りを持ちたい方に向けて書きました。この記事を読むことで、以下のようなメリットがあります。
- ガソリンスタンドでの働き甲斐を認識する方法を知ることができる
- 他人の評価に左右されない生き方のヒントを得ることができる
- 自分の仕事に誇りを持つことで幸福度を高めることができる
- 生成AIを使って自分のネガティブな思考をポジティブに変える方法を学ぶことができる
では、本題に入って行きましょう。
■ガソリンスタンドの仕事に対する偏見とは?
私は、中小企業診断士として経営コンサルティングをはじめて15年が経過しますが、その前は21年間ガソリンスタンドの運営会社に勤め、現場に身を置いていました。
私がガソリンスタンドの現場で店長を務めていたある日のことです。アルバイトスタッフの接客態度が良くないというクレームを受けました。その顧客は、クレームの最後に「油屋のくせに」と言い放ち、立ち去りました。
また、同じく店長を務めながら中小企業診断士の受験勉強をしていた頃、勉強仲間から「あなたの仕事は、しょせんブルーカラー(肉体労働)でしょう?」という言葉を投げかけられたこともあります。
私は、これらの言葉を通じ、自分の仕事に対する評価を高めたいと思いました。そして部下に対して「ガソリンスタンドの社会的地位を上げよう」と述べ、身のこなし方や言葉遣いなど厳しく指導・管理するようになりました。
しかし、その努力は本当に意味があったのでしょうか?私は幸せになれたのでしょうか?答えはノーです。なぜなら、私は他人の評価に左右される人だったからです。心理学の研究によると、以下のように他人の評価に左右される人は幸福度が低いということがわかっています。
■他人の評価に左右されない生き方のヒント
アメリカの心理学者、バード氏らは、2,000人以上の成人を対象に、他人の評価を気にする度合いと幸福度の関係を調査しました。その結果、他人の評価を気にする度合いが高い人は、幸福度が低いという結果が得られました。また、他人の評価を気にする人は、自己評価・自己効力感・自尊心が低く、不安やうつの傾向が高いこともわかりました。
この研究は、他人の評価に左右されることが、自分の幸せに影響することを示しています。私たちは、自分の仕事や人生に対する評価を、他人に委ねるのではなく、自分で決めることができます。そのためには、自分の仕事が社会に役立っているという自覚を得るために、自分の仕事に誇りを持つことが必要と言えます。
では、自分の仕事に誇りを持つためには、どうすればいいのでしょうか?そのヒントのひとつとして、自分の運の良さに着目することが挙げられます。仕事の誇りも運の良さも、自身のポジティブな解釈に寄与する部分が大きいからです。
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