ガソリンスタンドが効果的にSNSとブログを活用するための方策

コラム

1.調査結果から見るSNSとブログ活用の効果

 2016年に中小企業庁が公表した小規模企業白書には、SNSやブログの更新が売上高に与える影響についての調査結果が掲載されています。調査では、調査対象事業者1,242者のうち、売上が増加した者の割合は38.3%となっています。これに対して、毎日更新した事業者のうち、売上が増加した者の割合は47.9%と全体を上回っています

2016年版小規模企業白書

 これは、毎週更新の36.6%や毎月更新の41.0%を上回っており、SNSやブログを毎日更新することが業績拡大につながることが分かります。

 そこで、今回の記事では、ガソリンスタンドがSNSとブログを更新する際に留意したい点を述べていきます。

「毎日の更新が効果的なんだっきゃ」

2.ガソリンスタンドがSNSで発信するべき情報

 まず、SNSでどんな情報を発信するべきかという点を見ていきます。

(1)近況

 ガソリンスタンドのSNS運用において、営業時間や経営理念、取扱品目といったフォーマルな情報発信は当然重要です。しかし、それだけでは顧客との距離を縮めることは難しいでしょう。
 
 そこで、生存報告を兼ねてSNSで店舗の近況を発信しましょう。スタッフ自慢のお弁当、洗車後のピカピカの車両、店舗からの景色、オイル交換のシーンなど、営業時間中の出来事を積極的に発信しましょう。

「ピカピカの車は『映え』も期待できるっきゃね」

 一見些細なことと思われる場面でも、店舗の日常を公開することで、顧客はガソリンスタンドの「人」や「雰囲気」を感じることができます。これが、ガソリンスタンドへの親近感や信頼感につながると言えます。

(2)突発的な告知

 ガソリンスタンドは、SNSを活用することで、自店のイベントやキャンペーン情報を発信し、より大きな効果に繋げることができます。これには、雨天時の割引サービスなども含まれます。

 さらには、以下のような情報の発信にも活用しましょう。

  • 災害時の燃料供給状況:台風や地震などの災害発生時には、燃料供給状況や避難所へのアクセス情報などを発信することができます。
  • 交通規制情報:交通事故や工事による道路規制情報などを発信することができます。
「雨の日に雨天限定のキャンペーンとかも告知すればいいっきゃね」

(3)求人情報

 働き方の調査機関である、ツナグ働き方研究所の調査によると、SNSの中でもXには35万件を超える求人情報が投稿されています。Xはガソリンスタンドが欲しがる若年層の人材の利用が多く、求人情報の発信は効果的と言えます。

 Xで効果的に人材の募集を行うためには、以下のポイントを意識することが大切です。

  •  ハッシュタグを活用する
    求人情報を投稿する際には、「#アルバイト募集」などのハッシュタグをつけることで、より多くの人に求人情報を見てもらうことができます。
  •  具体的な情報の他、ビジョンを記載する
    勤務地、職種、給与、勤務時間などの具体的な情報の他に、自店のビジョンを記載して未来を見据えた店舗であることを訴求することで、応募者の興味を引くことができます。
  •  画像や動画を活用する
    画像や動画を活用することで、より訴求力のある求人情報を作成することができます。特に経営者や店長など職場のリーダーの写真を掲載することは、応募者の信頼度を向上させます。

3.ガソリンスタンドがブログのネタを探す際のポイント

 SNSはリアルタイムの情報を訴求しますが、これは「フロー型情報」と言われ、新鮮でありながらタイムライン上でどんどん流されていく情報です。

 これに対してブログで発信した情報は「ストック型情報」と言われ、ネット上に積み重なっていき、検索ワードがヒットするとその結果として表示されます。

 よって、ブログは自店の専門性を訴求し、信頼度を向上させるために使用しましょう。それを踏まえ、ネタ探しの方法をお伝えします。

(1)時事ネタを活用する

 時事ネタは、多くの人が関心を持っている話題です。時事ネタをもとにしたブログ記事は、読者の興味を引くことができ、記事を読んでもらえる可能性が高くなります。
 
 また、時事ネタは検索エンジンで頻繁に検索されるキーワードと言えます。よって、時事ネタにもとづく記事を書くことで、SEO対策効果が期待できます。
 
 SEO対策とは、Search Engine Optimizationの略称で、検索エンジン最適化を意味します。これは、検索エンジンの検索結果において、自社のサイトが上位に表示される手法の総称です。ヤフーニュースのコメントランキングにランクインしたニュースからブログが書けないか検討してみましょう。

「これだば『じじいネタ』だべなw」

(2)質問掲示板を活用する

 「Yahoo!知恵袋」や「教えて!Goo」などの質問掲示板に寄せられた質問のうち、対応できるものは、自店のブログでその回答を発信していくことも有効です。この際は、掲示板から質問を拾ってきたと書くのではなく、そのような質問に触れる機会があったという記述に留めるとよいでしょう。

「掲示板を参考にするのさね」

(3)過去記事をリライトする

 20日以上前の記事は、リライトした内容を新たな記事として投稿してみましょう。伝えたいことは同じでも、切り口や表現方法が変わり、より読みやすく伝わりやすくなる可能性があります。また、リライトしているうちに新たなネタが舞い降りてくることもあります。

「ネタが舞い降りでくるがもよ?」

4.文章作成のポイント

 近年、AI技術の発展により、様々な分野で生成AIが活用されています。そこで、ガソリンスタンドのSNSやブログ運営においても、生成AIは情報発信の質向上に役立つ強力なツールとなりえます。
 
 生成AIは、膨大な量のデータを学習し、人間レベルの文章を生成することができます。SNSの投稿文やブログ記事の構成や見出し、本文などを自動生成することで、記事作成にかかる時間を大幅に短縮することができます。

「AI(愛)が大事だのさ」

5.まとめ

 今回の記事では、ガソリンスタンドがSNSとブログを活用する際のポイントについて解説しました。SNSでは、近況報告やキャンペーンの告知、求人情報の発信が重要です。一方、ブログでは、時事ネタの活用や質問掲示板の利用、過去記事のリライトが効果的です。投稿文や記事の作成には生成AIを活用しましょう。これらの方法を組み合わせて、効果的な情報発信を行い、顧客との良好な関係を築きましょう。

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