貴店は組織になっていますか?ガソリンスタンドの組織力強化に向けた方策

コラム

1.はじめに

 組織は、複数の人の知識・経験・能力を結集することで、複雑な課題に効率的に対応することができます。また、分業や専門化によって生産性を向上させることもできます。よって、ガソリンスタンド含め職場は、個人の集合としてではなく、組織として取り組むことで、成果が出やすくなると言えます。

 今回の記事では、組織の成立条件とそれらを満たすための取組みについてご紹介していきます。この記事の対象者は、ガソリンスタンドの経営者やリーダーの他、業種問わず、組織的な取組みをしたい方向けに書いています。ぜひ最後までご覧ください。

2.組織の成立条件

 アメリカの経営学者であるチェスター・バーナードは、組織が成立するための3つの条件を示しています。つまり、人の集合体は、以下の条件がそろって初めて組織となる、ということです。

(1)共通目的

 組織を構成するメンバーは、目的を共有した上で、協力する必要があります。明確な共通の目的があれば、メンバーは組織への貢献意欲を高め、協調的に行動することができます。ガソリンスタンドであれば、メンバーに対して、個人の目標を達成する意欲だけではなく、自店に貢献したいという意欲を喚起することがポイントです。

(2)貢献意欲

 職場で働く個人に、組織のために貢献しようとする意欲があって、はじめて組織のメンバーとなり得ます。メンバーが組織の活動に積極的に参加できる環境づくりや、メンバーの貢献を評価する仕組みなどが重要になります。個人目標を達成したらインセンティブを与えるという取組みだけでなく、そのガソリンスタンドや会社に貢献したいという意欲を喚起することがポイントです。

(3)コミュニケーション

 その職場で働く個人が、情報や意見を交換し、相互理解を深めることで、組織のメンバーになり得ます。コミュニケーションが円滑であれば、メンバーは組織の目的を共有し、意欲的に行動することができます。ガソリンスタンであれば、自分の油外実績さえ上がればいいと考えるのではなく、チームとしてどうすれば、目標達成できるのか、意見を通じ合わせることがポイントです。

 これらの3つの要素を理解し、充実させることで、事業展開の改善に役立てることができます。以下では、上記3要素を充実させる具体的な取組みをご紹介します。

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