儲かるガソリンスタンドにするために元旦営業を見直すべき理由

経営の姿勢

ある飲食店チェーンの決断

 新年あけましておめでとうございます。今年も儲かるロードサイド店舗が1軒でも増えることを祈って、コラムを書き連ねていきますので、よろしくお願いいたします。

 さて、飲食店チェーンを展開する株式会社幸楽苑ホールディングスさんが出稿した大晦日の新聞広告が話題を呼んでいます。

 その内容は、自社で働くスタッフにも家族はいるし、お正月はやってくるわけで、そんなスタッフを大事にしたいので、大晦日の夜と元旦はフードコートの一部店舗などを除き、全店を休業する、というものです。これにより、2億円の売上を失いますが、それよりも働くスタッフを大事にしたい、ということが示されています。

年末年始のガソリンスタンド

 私は、21年間で7つのガソリンスタンド運営会社を、そして17カ所のガソリンスタンドを渡り歩いてきましたが、そのほとんどの店舗で大晦日は洗車ラッシュが発生し、1年で一番売上が多い日となっていました。
 反面、そのほとんどの店舗が、翌日の元旦も営業をしていましたが、その全ての店舗において元旦の売上は、ほんの僅かなものでした。

 そもそも、前面道路の交通量が激減し、一見客がガソリンを買うだけであり、油外収益などほとんどありません。それでも、毎年毎年、元旦営業をしていました。

 人材不足の中、人繰りで苦労し、やっと人をかき集めて1年で一番忙しい大晦日を乗り切っても、ガソリンスタンドのスタッフは、一息つく間もなく、疲れ切った体を引きずって元旦には出社するのです。
 その元旦が混雑するのならまだしも、閑散としているのですから、やり甲斐などあるはずもありません。そこには、冒頭の新聞広告のような本社の考えは微塵も伺うことができません。

なぜ元旦営業をするのか

 そもそも、なぜ元旦営業をするのか、ということですが、少しでも売上が欲しいということに他なりません。営業日数が多ければ、それだけ売上が確保できる可能性が高まるからです。

 しかし、今やガソリンだけで経営が成り立つ店舗は多くなく、油外収益で稼いでいかなければなりません。その考えに基づくと、大晦日の営業は妥当性がありますが、元旦の営業はスタッフを疲弊させ、人件費や光熱費といった負担が多くなるだけです。
 
 さらに、元旦含め、正月に出勤したスタッフは、正月が明け、世の中が通常に動くようになり、油外販売に本腰を入れるべき時に、正月の振替で休日を取ることになり、油外販売の戦力ダウンに繋がってしまいます。

 儲かるガソリンスタンドにするために元旦営業を見直すべき理由は、大晦日の洗車ラッシュで疲弊したスタッフをいたわり、油外商品が売れるべき時に活躍していただき、利益を確保するため、と言えるのではないでしょうか。

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