持続化補助金で店舗改装資金を調達した作業用品店の事例④

小規模事業者持続化補助金

 同店は、男性作業服を中心とした作業用品全般の卸・小売業です。昭和50年代に先代が創業し、現在は娘さんが2代目として切り盛りしていますが、より事業を拡大するべく、店舗改装をすることとしました。

 同店では、その資金を小規模事業者持続化補助金で調達しようと考えたわけですが、採択をより確実なものとするべく、経営者ご自身が記載された計画書をどのようにブラッシュアップするべきか、弊社にご相談をされました。

 結果として同店は、当該補助金に採択されるわけですが、そのブラッシュアップのプロセスを複数回にわたってご紹介をしていきます。

 下図は、小規模事業者持続化補助金<一般型>に応募する際の一般的な提出書類ですが、今回のコラムでは、赤枠で囲まれた「経営方針・目標と今後のプラン」の書き方を解説していきます。

1.「経営方針・目標と今後のプラン」の書き方

 同店は、当欄に「経営方針」「目標」「今後のプラン」という見出しを設けて記載されていました。当欄のタイトルが「経営方針・目標と今後のプラン」となっていますから、このように3つに分解して見出しを設けることは、内容が混同しにくくなり、読み手の理解が進みやすくなることが期待できます。

 この中で「今後のプラン」に関して、ブラッシュアップの余地がありましたので、以下でそのポイントを述べていきます。

(1)時間軸を盛り込む

 同店は、「今後のプラン」として、概ね以下の内容を列挙していました。

  • 商談場所・展示スペースのリニューアルを行う。
  • 上記リニューアルを周知するために、チラシ・リーフレットを作成する。
  • 上記チラシ・リーフレットを配布するために既存顧客リストを見直し、掘り起こしをする。
  • 新規顧客を獲得するため、見込客リストの対象者を訪問し、チラシ・リーフレットのハンドアウトを行う。
  • 棚卸の実施頻度を四半期から毎月とし、在庫管理の他、収益管理を徹底して行い、営業会議の議題に取り上げる。
  • メーカーとの情報交換会を四半期毎に行う。

 同店は、今後これらの実施を予定していますが、問題は、実施事項の羅列だけでは、いつ行うのかが分からず、実現性に難ありと捉えられかねないということです。そこで、3年程度の時間軸を設けていただき、何をいつ行うのかが分かるように計画表を盛り込んでいただきました。

(2)実施事項を切り分ける

 実施事項があればあるほど、計画は複雑になり、読み手の理解を阻害しやすくなります。そこで、実施事項をグルーピングして記載することが必要となってきますが、その際に弊社がお勧めしているのは、以下に示すように4つの経営資源を充実させていくという切り口です。

  • 人的資源を充実させるための実施事項
  • 物的資源を充実させるための実施事項
  • 財務的資源を充実させるための実施事項
  • 情報的資源を充実させるための実施事項

 例えば、前述の「商談場所・展示スペースのリニューアル」であれば物的資源の充実ですし、「メーカーとの情報交換会」であれば情報的資源の充実ということになります。このようにして実施事項を4つのグループに分類して、以下のような一覧表にしていただきました。

 このようにして、「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」のブラッシュアップを図っていただきました。次回のコラムでは「<補助事業計画>Ⅰ.補助事業の内容」を見ていきます。

2.小規模事業者持続化補助金の申請書類作成をサポートします

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