居酒屋が持続化補助金に採択される秘訣!「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方のポイント3つ

小規模事業者持続化補助金

1.居酒屋が持続化補助金に採択される秘訣!「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方のポイント3つ

 小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)は、小規模事業者が販路開拓や生産性向上を図るために使用する経費の一部を上限250万円まで補助する制度です。今回の記事では、当補助金に採択された居酒屋の補助事業計画書を参考に「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方について解説します。

 「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」は、補助金の使い方について述べる欄であり、審査項目も多いことから、丁寧かつポイントを押さえて記載することが採択される可能性を高めると言えます。

 「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方の具体的なポイントは、①冒頭で補助事業を端的に示す、②5W2Hを明確にする、③創意工夫の特徴を示す、です。以下で詳しく見ていきます。

■居酒屋が持続化補助金に採択される秘訣!「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方:ポイント①冒頭で補助事業を端的に示す

 同店は、当欄冒頭に「販路開拓等の取組内容は、(1)ホームページ作成、(2)チラシ作成・配布、(3)メニュー表作成、(4)web広告の実施、である」と補助事業の内容を端的に示しました。

 冒頭に補助事業の全体像を示さないまま、細かな説明を記載してしまうと、読み手の審査員は、この事業者は補助金で何をしたいのかを冒頭で把握できないまま、読み進めることになり、なかなか理解が深まらないリスクが発生します。

 補助事業の内容について、審査員の理解が深まらないということは、採択される可能性は低いわけで、同店のように冒頭で補助事業を端的に示したことは、不採択のリスクを低下させ、採択を引き寄せたポイントのひとつと言えるでしょう。

■居酒屋が持続化補助金に採択される秘訣!「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方:ポイント②5W2Hを明確にする

 同店は4つの補助事業それぞれについて、いつ(When)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どこで(Where)、どのように(How)、いくらで(How Much)の5W2Hを明確に示し、具体的に説明しました。補助事業の内容を具体的に説明しないと、以下の理由により不採択のリスクが高まってしまいます。

 下記リンク先の持続化補助金ホームページからダウンロードできる当補助金の公募要領ですが、その中にある「審査の観点」には「書面審査」というページがあり、計画書の審査項目が記載されています。ここには「補助事業計画の有効性」として「補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか。」という記載があります。

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小規模事業者持続化補助金は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取り組みや、業務効率化の取り組みを支援するため、それに要する経費の一部を補助いたします。

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 つまり、補助事業を具体的に示さないと審査で高評価は得にくく、不採択になりやすいわけで、同店のように5W2Hを明確にしたことは、そのようなリスクを低下させ、採択を引き寄せたポイントのひとつと言えるでしょう。

■居酒屋が持続化補助金に採択される秘訣!「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方:ポイント③創意工夫の特徴を示す

 同店は4つの補助事業を5W2Hで説明する中で「創意工夫の特徴」が何であるのかを分かるように示しました。その補助事業によっては「なにを(What)」が創意工夫の特徴であったり、「なぜ(Why)」がそれであったりしますが、どの点に工夫を凝らしたのかを明確にしました。

 前述の公募要領「審査の観点」には「補助事業計画の有効性」として「補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか」も挙げられています。よって、創意工夫の特徴を説明しないと、審査で高評価は得にくく、不採択になりやすいわけで、同店のように創意工夫の特徴を示したことは、そのようなリスクを低下させ、採択を引き寄せたポイントのひとつと言えるでしょう。

 以上、持続化補助金に採択された居酒屋の補助事業計画書から「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の記載ポイントを3つご紹介しました。「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」は、補助金の使い方が有効であるか否かを示す重要な項目です。

 ①冒頭で補助事業を端的に示す、②5W2Hを明確にする、③創意工夫の特徴を示す、というポイントに注意して、興味を持ってもらえるような計画書を作成しましょう。第13回持続化補助金の締切は、2023年9月7日(木)です。ぜひこの機会に挑戦してみてください。

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