小規模事業者持続化補助金に採択!持帰りイタリア料理店の事例④

小規模事業者持続化補助金

 そのイタリア料理店は、どのような計画書(様式2と3)を書いて、小規模事業者持続化補助金に採択されたのか。もともと記載して来られた内容を採択レベルにブラッシュアップしたプロセスをご紹介するシリーズ、4回目の今回は、様式2の<補助事業計画書>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」を見ていきます。

補助事業計画書の構成

 <補助事業計画書>「Ⅰ.補助事業の内容」は、以下の項目から構成されています。

 1.補助事業で行う事業名 
 2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容
 3.業務効率化(生産性向上)の取組内容
 4.補助事業の効果

 このうち、「1.補助事業で行う事業名」は30文字以内での記載さえ意識すれば、公序良俗に反する名称などでない限り、問題ないと考えられます。また、「3.業務効率化(生産性向上)の取組内容」は任意記入です。よって、この2つ以外の項目「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」「4.補助事業の効果」の完成度を意識する必要があります。

何に補助金を使いたいのかを明確にする 

 同店が書かれてきた「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」は、大きく以下の項目でまとめられていました。

 ・チラシの作成・投函
 ・看板・照明の設置
 ・SNSでの告知活動
 ・実施スケジュール

 当欄は、補助事業計画を説明するものですから補助金を何に使うかという点を明確にし、それに絞って書くこととなります。よって同店の場合、以下の項目でまとめ直していただきました。

 ・チラシの作成
 ・チラシの投函
 ・看板の作成
 ・看板用照明の設置
 ・店内メニュー表の作成

 この5つそれぞれについて、5W1Hを明確にしていきます。「チラシの作成」を例にとると以下の通りです。

5W1Hの具体例

 【いつ作成するのか(When)】採択通知後から〇年△月まで

 【どこで作成するのか(Where)】●●市の□□印刷社

 【だれが作成するのか(Who)】当店代表が□□印刷社へ発注、□□印刷社が制作

 【なぜ作成するのか(Why)】業態が変わり、新たにイタリア料理店となったこと、テイクアウトができることを訴求するため。

 【なにを作成するのか(What)】△△線沿線の住民に見ていただける折込チラシ。なお、創意工夫の特徴として、店長の経歴、仕事にかける想い、店長の写真、テイクアウトメニューを盛り込む。

 【どのように作成するのか(How)】店長の経歴、仕事にかける想い、写真など掲載情報を□□印刷社へメールで送付の上、チラシの内容について打ち合わせを実施。見本を作成していただき、最高3回まで修正を行う。

 このような形で、その他の項目も5W1Hを明確にしていきます。なぜこれをお勧めしているかというと、下図(クリックすると拡大します)公募要領の「審査の観点」赤枠部分、「補助事業は具体的で」という記述に対応するためです。

 成果の出ない計画書は、具体性に欠けています。5W1Hが明確になれば、行動が起こしやすくなり、行動が起きれば何らかの結果が出るため、次の行動に結びつきやすくなります。

 なお【何を作成するのか(what)】の部分に「創意工夫の特徴として」とあえて書いているのは、下図赤枠部分「補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫があるか」を意識したものです。

 今回のコラムでは、<補助事業計画>の「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」をブラッシュアップさせるポイントを見てきました。次回は「4.補助事業の効果」を見ていきます。

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