持続化補助金でコロナに立ち向かう自動車整備工場の事例⑤

小規模事業者持続化補助金

 その自動車整備工場は、観光地に近い場所に立地しており、出先で事故や車両トラブルに見舞われたドライバーからの連絡を受け、レッカー移動や修理などを実施するロードサービスを大きな収益源としていました。

 ところが、新型コロナウイルスの影響により、外出する方が減少した結果、ロードサービスの依頼も激減し、売上が大きく低下してしまいました。そこで、小規模事業者持続化補助金を活用し、インターネットで自社の訴求力を高めようと考え、結果として当該補助金に採択されました。

 その際、どのように計画書を作成したかをご紹介していく当シリーズ、第5回目の今回は、様式2-1<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方について見て行きます。

1.小規模事業者持続化補助金<一般型>応募の全体像

 まずは、全体像を把握します。事業者が単独で小規模事業者持続化補助金に応募する際は、原則として以下の書類を作成し、締め切り日までに送付する必要があります。

 様式1-1 小規模事業者持続化補助金事業<一般型>に係る申請書

 様式2-1 経営計画書兼補助事業計画書①

 様式3-1 補助事業計画書②

 様式4 事業支援計画書

 様式5 補助金交付申請書

 このうち、様式2-1と様式3-1が採択に大きな影響を及ぼします。

2.様式2-1 経営計画書兼補助事業計画書①の全体像

 今回は、様式2-1を見て行きますが、その構成は以下となっています。

 <応募者の概要>

 <経営計画>

 <補助事業計画>Ⅰ.補助事業の内容

3.<補助事業計画>Ⅰ.補助事業の内容の全体像

 今回は、様式2-1の<補助事業計画>Ⅰ.補助事業の内容を見て行きますが、その構成は以下となっています。

 1.補助事業で行う事業名

 2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容

 3.業務効率化(生産性向上)の取組内容

 4.補助事業の効果

4.「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方

(1)公募要領「審査の観点」を意識する

 小規模事業者持続化補助金の応募に関するルールブックである公募要領には「審査の観点」というページがあります。これは応募者が提出した計画書を審査するに当たって、どのような観点から審査をするのか、ということを示しており、以下の記述があります。

 このうち、弊社が重視すべきと考えている部分は、赤枠で囲まれた部分の「③補助事業計画の有効性」、1つめの◇「補助事業計画は具体的で」と3つめの◇「創意工夫の特徴」です。これらを意識して以下のように記載していくことをお勧めしています。

(2)「具体的に」書く

 「具体的」とは「実際に形や内容を備え、はっきり知ることができるさまのこと」を指します。つまり、自社が補助事業として起こすべき行動を読み手にイメージできるように訴求することです。

 そのためには、弊社では「具体的」を、いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)で構成される5W1Hを明確に記載することをお勧めしています。

 当事例では補助事業として、①ホームページの立上げ、②動画撮影、③写真撮影、④看板設置、の4つを実施したかったので、まずはそのことを示して補助事業全体の概略を訴求した上で、この①~④それぞれの5W1Hを示しました。

(3)「創意工夫の特徴」を書く

 前述の「審査の観点」に記載のある「創意工夫の特徴」は、小規模事業者持続化補助金が創設された頃は記載がありませんでしたが、その数年後から記載されるようになり今に至りますが、当事例の場合は、創意工夫の特徴として以下を記載しました。

 ・ホームページ:会社概要、お客様の声、対応業務、設備紹介、実績、人材募集、お問い合わせフォームを装備し、トップページからTwitterにアクセスできる点。

 ・動画撮影:自社の沿革・強み、仕事に対する想い、新入社員や顧客へのメッセージを訴求する点。

 ・写真撮影:馴染み客への接客、整備中など仕事中の姿を訴求する点。

 ・看板設置:幅広くロードサービスに対応できること、人材を募集していることを訴求する点。

 このようにして、様式2-1<補助事業計画>の「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」を記載しましたが、次回は「4.補助事業の効果」を見て行きます。

5.小規模事業者持続化補助金の申請書類作成をサポートします

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