持続化補助金4回採択の絵画教室が教える、採択を引き寄せる販路開拓の書き方

小規模事業者持続化補助金

1. 持続化補助金4回採択の絵画教室が教える、採択を引き寄せる販路開拓の書き方

 今回の記事では、持続化補助金で4回目の採択を得た絵画教室家カフェスキル青山・八潮の計画書をもとに、採択を引き寄せる計画書の書き方を公開します。

 この教室は、全国25ヶ所以上のカルチャーセンターで実施する対面教室や、オンライン教室を用いて絵画のスキルを提供しています。

 代表の齋藤洋子氏は、もともと絵画を専門的に学んだことはありませんでしたが、自身の子どもに絵を教えてみたところ、コンクールで最優秀賞を受賞したことがきっかけで、絵画教室を開くことにしました。

 当補助金を申請するには、以下のサイトから申請書類をダウンロードし、書面審査を通過する必要があります。特に経営計画と補助事業計画の完成度が、審査結果に大きく影響を与えます。

【商工会議所の管轄エリアで事業を展開する方】

小規模事業者持続化補助金(一般型)
小規模事業者持続化補助金は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取り組みや、業務効率化の取り組みを支援するため、それに要する経費の一部を補助いたします。

【商工会の管轄エリアで事業を展開する方】https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_r1h/shinsei.html#yosiki

 4回目の採択を得た計画書には、どのような工夫が凝らされているのでしょうか。当記事では、当事業所が補助事業計画「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」をどのように記載したのか、そのポイントを見ていきます。

■「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の記載ポイント①補助事業の大枠を示す

 家カフェスキル青山・八潮は、当欄冒頭に「販路開拓等(生産性向上)の取組内容は、(1)パンフレット・チラシ作成、(2)郵便局へのチラシ設置、(3)テキスト改訂、(4)ホームページの改修、(5)インボイスに対応するためのコンサルティング、である。」と、補助金を使って何をするのかという点を端的に述べました。

 このように全体感をまず示すことによって、読み手はそれを踏まえて詳細な部分に踏み込んでいけるため、理解が進みやすくなることが期待できます。これに対して、不採択になる計画書は、前置きが長く、結果として何に補助金を使いたいのかがよくわからない書き方が多い印象があります。

 当事業所のように、当欄の冒頭に補助事業の大枠を示したことは、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

■「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の記載ポイント②5W2Hを説明する

 当事業所は、それぞれの販路開拓等の取組内容について、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、Why(なぜ)、How(どのように)、How much(いくら)の5W2Hで説明をしました。

 例えば、パンフレット・チラシ作成であれば、以下の問いに対する答えを述べたということです。

  • いつ作成するのか
  • 誰が作成するのか
  • 何を作成するのか
  • なぜ作成するのか
  • どこで作成するのか
  • どのようにして作成するのか
  • いくらで作成するのか

 これらの答えを下図のように表にしました。当然、パンフレット・チラシ以外の販路開拓等の取組内容も同様に表を作成しています。

 公募要領「審査の観点」では「補助事業計画の有効性」として「補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか」という記載があります。これを踏まえて5W2Hを明確にしたことは、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

■「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の記載ポイント③創意工夫の特徴を盛り込む

 上図では「何を作成するのか」という欄にかっこ書きで「赤字部分は創意工夫をした点」と記載し、パンフレットに関して工夫した点を赤字で強調しました。

 公募要領「審査の観点」では「補助事業計画の有効性」として「補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか」という記載があります。これを踏まえて「創意工夫の特徴」を明確に示したことは、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

 なお、当然のことながら「創意工夫の特徴」はパンフレット・チラシ以外の販路開拓等の取組内容の説明にも盛り込んでいます。

■まとめ

 家カフェスキル青山・八潮の計画書は、以下の3つのポイントを押さえることで、採択を引き寄せたと言えるでしょう。

  • 補助事業の大枠を示すことで、読み手の理解を促進する
  • 5W2Hを説明することで、具体性と実現可能性を高める
  • 創意工夫の特徴を盛り込むことで、差別化を図る

 これらのポイントを参考に、持続化補助金の採択を勝ち取りましょう。

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