ガソリンスタンドのブログネタ探し5つのポイント

インターネットの活用

 かつてコラムを書いていたサイト「マイベストプロ」には、私含め約2,500名の専門家が登録されていましたが、そのうち関東地方の1都3県で事業展開する方々が集まって、数か月おきにランチ会を実施しています。

 来月もランチ会が開催されるのですが、その際に、マイベストプロを活用した事業展開の成功例として、ランチ会参加者に対して私の取組みを発表してほしいとの要請が主催者からありました。

 私にとっての「成功」はまだまだ先にあるので「成功例」とはとても言えないのですが、その拙い取り組みが人様の役に立つのであれば、とお引き受けすることにしました。

 発表内容の中で一番のポイントは、コラムを毎日更新するためのネタをどう探すか、ということです。そこで、今回のコラムでは、ガソリンスタンドがブログを書くという前提で、どうすれば毎日ブログを書けるのか、そのネタ探しのポイントについて見ていきたいと思います。

ガソリンスタンドのブログネタ探しのポイント1:ターゲットを明確にする

 そのブログは誰のために書いたのかが明確であればあるほど、記事の内容も洗練されてきます。逆にそれがないと単なるまとまりのない日記になりがちです。

 ガソリンスタンドの場合だと、例えば、車は乗るけれども車の知識が豊富ではない人をターゲットとして、ガソリン以外の商品の補充・交換の必要性など丁寧な説明をブログに書いていくことにより、それらが売れていく可能性が高まります。

ガソリンスタンドのブログネタ探しのポイント2:時事ネタを活用する

 ヤフーのコメントランキングを見ると、世間は現在、何に関心があるのかを把握することが可能です。例えば、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井氏の脱税が世間を賑わせていますが、これに絡めてガソリン税や消費税に関する情報を提供することも一考です。

ガソリンスタンドのブログネタ探しのポイント3:質問掲示板を活用する

 Yahoo!知恵袋、教えて!Gooなどの質問掲示板に、ガソリンスタンドに関する質問があります。それを見つけて、自店のブログで質問に対する答えを発信していくことも有効です。

 特に、ガソリンスタンドの質問で多いのは、店舗スタッフとのやり取りを挙げ、不要な油外商品を押し売りされたのではないか、という質問です。これらの回答を掲示板ではなく、自店のブログで記載すると読み手にとって役立つものになるでしょう。

ガソリンスタンドのブログネタ探しのポイント4:他者の知恵をアレンジする

 ビジネスで使用するブログですから、いい加減なことは書けません。そこでネットで検索するなどして、正しい情報を提供していく必要があります。よって、ネットで見つけた他者の知恵を借りることも必要となります。

 なお、この際はきちんと自分の言葉で表現するようにして、コピーアンドペーストは避ける必要があります。著作権を侵害しないようにしなければいけません。

ガソリンスタンドのブログネタ探しのポイント5:過去記事をリライトする

 どうしても伝えたい大事なことは、何度も何度も口を酸っぱくして言い続けなければいけないように、重要なことは繰り返しブログで発信し続ける必要があります。毎日同じ内容では読み手も飽きてしまいますが、20記事以上間が空いていれば、切り口を変えてリライトすることは十分有効です。

 例えば、エンジンオイル交換が必要な理由についてブログに書いたなら、20日以上経過した後に、エンジンオイル交換を長期間行わなかった顧客の事例をブログに書くといった形です。どちらも、オイル交換の必要性について述べていますが、間が空いていることや切り口が違うことにより、読み手としては新鮮な気持ちで読んでくれるでしょう。

 今回のコラムでは、ガソリンスタンドのブログネタ探しのポイントとして、1.ターゲットを明確にする、2.時事ネタを活用する、3.質問掲示板を活用する、4.他社の知恵をアレンジする、5.過去記事をリライトする、を挙げました。

 あるプロのブロガーによると、ブログを3か月間、毎日更新する人は全体の8割に上りますが、半年継続となると5割、1年になると1割に過ぎないということです。これは、ブログの更新を毎日、1年続ければ、それだけで差別的優位性を構築できるということです。今回のコラムがその一助になればと思います。

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