持続化補助金採択でホームページを更新する鍼灸院の計画書記入例⑤

小規模事業者持続化補助金

 同院は女性専用の鍼灸院として開業後10年が経過しました。これまで既存利用者からの紹介で新規利用者を獲得してきましたが、紹介だけでなくネット検索からも新規顧客を獲得したいと考えるようになり、ホームページの更新を行うことにしました。

 また、併せてweb広告の出稿、リーフレットの作成も行うこととし、その費用の一部について小規模事業者持続化補助金を活用することにしました。

 そこで同院の代表者は、当補助金に応募する際に提出する計画書を作成しましたが、弊社はそれをブラッシュアップする形でご支援しました。結果として同院は当補助金に採択されましたが、どのように計画書をブラッシュアップしたのかをご紹介します。

 下図は応募時に最低限作成しなければならない書類ですが、今回のコラムでは以下の赤枠部分、様式2-1経営計画書兼補助事業計画書①<補助事業計画>Ⅰ.補助事業の内容「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」を見ていきます。

 なお、当コラムでは<補助事業計画>Ⅰ.補助事業の内容のうち「1.補助事業で行う事業名」は公序良俗に反しない限り、30文字以内にまとめるだけで済むという認識であること、「3.業務効率化(生産性向上)の取組内容」は任意記入であることから解説を割愛しています。

1.「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方

 同院が事前に当欄へ記載されてきた内容を拝見すると、まず冒頭に以下の内容の記述がありました。

 次の3つの取組みを行います。①ホームページの更新、②web広告、③リーフレットデザイン+印刷

 このように、まず補助事業の大枠を示すことは読み手の理解を促進させる可能性を高めます。その上で、上記3つの取組みについて説明が盛り込まれていました。その説明をどのようにブラッシュアップしていったかを見ていきます。

(1)文章の体裁を整える

 同院が事前に当欄へ書かれてきた各取組みの説明文章は「○○します。●●します。◎◎します。」と文章がぶつ切りになっていました。読み手の立場に立つと前後の文章の関連が理解しにくく、結果として理解が深まりにくいため、箇条書きにしたり、以下に示す表形式にしたりする必要があります。

(2)具体的に書く

 全国商工会連合会 、日本商工会議所が公表している補助金のルールブックとも言える公募要領には、下図のようにどのような観点から審査されるのかが公表されています。

 「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」におけるポイントは、2つの赤枠部分ですが、まず(1)の「補助事業は具体的で」という点に着目します。具体的に書くために弊社では、いつ(When)・だれが(Who)・なにを(What)・なぜ(Why)・どこで(Where)・どのように(How)行うのか、という5W1Hを明確に記載することをお勧めしています。

 同院の補助事業である①ホームページの更新、②web広告、③リーフレットデザイン+印刷それぞれについて、この5W1Hの一覧表を作成し、各項目を記載していただきました。

(3)創意工夫の特徴を書く

 次に上述の「審査の観点」における赤枠部分(2)の「創意工夫の特徴があるか」を見ていきます。同院なりに補助事業にどのような工夫をしたかという点を記載するわけですが、これは5W1Hの「どのように(How)」の部分に記載するとまとまりが良くなります。

 例えばホームページであれば「どのように更新するのか」という点において「基調とする色や写真を明るく見やすくし、当院の雰囲気が伝わりやすいホームページに更新する」と記載したとしたら、「基調とする色や写真を明るく見やすくし、当院の雰囲気が伝わりやすい」という点が創意工夫の特徴であることが分かるようにします。さらに色や写真を具体的に述べるとより説得力が向上するでしょう。

 このようにして<補助事業計画>Ⅰ.補助事業の内容「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」をブラッシュアップしていきましたが、当項目以外の項目の書き方については、以下のリンクを参考にして下さい。次回は「補助事業の効果」「経費明細表」を見ていきます。

持続化補助金採択でホームページを更新する鍼灸院の計画書記入例

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