顧客の笑顔が売上に直結!?紙媒体でリピーターを増やすスポーツ用品店の事例

コラム

1.顧客の笑顔が売上に直結!?紙媒体でリピーターを増やすスポーツ用品店の事例

 インターネットやSNSが普及した現代でも、紙媒体はまだまだマーケティングに使える手法です。そこで、あるスポーツ用品店は、顧客との関係性を深めるために独自のニュースレターを作成しました。そのポイントは、顧客自身が主役となる写真です。この写真を掲載したニュースレターがどうして売上に直結するのか、その秘訣をご紹介します。

 なお、この手法はスポーツ用品店に限らず、店舗ビジネスであれば、活用が可能なものですので、最後までお読みいただき、参考にしていただければと思います。

■紙媒体で顧客との関係性を深めるニュースレター

 そのスポーツ用品店は、手作りのニュースレターを月に1度、来店された顧客に店頭で配布します。その内容は、以下となっています。

  • 今月のご挨拶
  • 今月のトピックス
  • 先月のお客様
  • イベント案内
  • クーポン券

 それぞれの内容は以下の通りです。

  • 【今月のご挨拶】店長からのご挨拶です。
  • 【今月のトピックス】スポーツ用品のプロから見た、用品の選び方、使用方法、手入れ方法などを季節に応じて紹介したり、お買い得品の情報を記載したりしています。
  • 【先月のお客様】は、同店で買い物をしてくださった顧客の写真を掲載します。今回の取組みでは、ここが一番のポイントとなります。
  • 【イベント案内】は、今後行うイベント情報です。
  • 【クーポン券】は、ニュースレター右下の端に切取り線で囲い、割引や粗品プレゼントといった特典をつけています。

 では、以下で【先月のお客様】コーナーがなぜ売上に貢献するのかを見ていきます。

■顧客自身が主役となる写真が売上に貢献

 ある日曜日の午後、Aさん(父親)とB君(子ども)は、そのスポーツ用品店で、B君が使う野球のグローブを選びました。会計を済ませた後、店舗スタッフが「お客様のスマホで今日のお買い物の記念写真を撮りましょうか」と声を掛けてきました。AさんとB君は喜んで応じました。店舗スタッフが撮った写真は、AさんとB君の笑顔とともに、商品の魅力を伝えるものでした。

 そして、店舗スタッフは「お客様の写真を来月発行する当店のニュースレターにぜひ掲載したいです。当店のデジカメでも撮って良いですか?」と声を掛けました。応じてくださったAさんとB君の写真を撮り終え「来月のニュースレター、楽しみにしていてくださいね。ニュースレターだけ取りに来ていただいても結構ですから」と言いながら、今月のニュースレターを渡し、お見送りをしました。

 この取組みを始めてから1年後、同店の売上高は2.2倍になりました。その理由を見ていきます。

■紙媒体マーケティングのメリットと注意点

 売上が拡大した理由として、顧客が自分の写真が載ったニュースレターに興味を持ち、それをもらおうと店舗に足を運ぶことで、商品に触れる機会が増え、購買意欲が高まったことが考えられます。

 また、子ども達は、自分の写真が掲載されたニュースレターをチームの練習時に持参し、チームメイトに見てもらっていました。これによって、チームメイトに宣伝効果が発揮され、同店で買い物をするチームメイトが増えたことも、要因として考えられます。

 以上が、紙媒体マーケティングで成果を出したスポーツ用品店の秘訣です。顧客自身が主役となる写真を使うことで、顧客との関係性を深めるだけでなく、売上にも貢献することができます。紙媒体は情報過多時代でも有効なマーケティング手法です。

 ただし、以下の注意点があることにも留意しましょう。

  • リアルタイムで情報修正ができない:紙媒体は印刷された後に配布されるため、内容に誤りがあったり、最新の情報に変更したりしたい場合には対応が困難です。そのため、事前に内容を十分にチェックすることや、修正が必要な場合には追加で作成することが必要です。
  • 情報量に限界がある:紙媒体はそのサイズによって、記載できる情報量に制限があります。そのため、情報を詰め込みすぎると読みにくくなったり、伝えたいメッセージが伝わらなかったりする可能性があります。情報を整理して重要なポイントを絞ることや、Webサイトなど他のメディアと連携することが必要です。

 このような点に注意して紙媒体マーケティングを活用することで、顧客とのコミュニケーションを最適化し、売上やリピート率を高めることができます。ぜひ紙媒体マーケティングに挑戦してみてください。

2.経営者必見!LINE登録で未公開情報と無料コンサルティングをGET

【LINE登録で未公開記事をGET!】

 当社は、代表が持つ20年以上のガソリンスタンドでの現場経験と15年以上のコンサルティング経験を活かして、ガソリンスタンドをはじめとしたロードサイド店舗の経営をサポートしており、LINE登録者限定の情報も配信しています。

 LINEで友だち追加をして、補助金、経営革新計画、人材、マーケティングなど経営のお役立ち情報を毎週日曜日に受け取りませんか?過去に配信した未公開記事はこちらから↓↓↓
https://note.com/roadside/m/mfcb7bf0b0fab

【LINE登録で無料コンサルティングをGET!】

 当社では「相談の内容はヘビーでも、相談の仕方はカジュアルに」をモットーに、LINE登録者限定で、無料コンサルティングを提供しています。

 顧問契約を締結するべきか否かの判断材料にしても結構ですし、この無料コンサルを受けるだけでも全く問題ありません。貴社が抱えている補助金、経営革新計画、人材、マーケティングなどに関するご相談をしてみませんか?詳しくはこちらから↓↓↓
https://note.com/roadside/n/n2845fe117501

【LINE登録はこちらから】

ロードサイド経営研究所 | LINE Official Account
ロードサイド経営研究所's LINE official account profile page. Add them as a friend for the latest news.

3.ロードサイド経営研究所ホームページ

 当社では、ガソリンスタンドのコンサルティングの他に、補助金の申請支援、経営革新計画の策定支援、講演・セミナー講師なども承っております。当社の詳しい内容は以下をご覧ください。
https://www.roadsidekeiei.jp/

タイトルとURLをコピーしました