アルバイト応募者の面接すっぽかしを防ぐ5つの対策

人材確保

 「ん?来ないなぁ…」時計の針は午後2時を回っています。人手不足に喘ぐ店長のAさんはイライラしていました。アルバイト募集の告知を始めて、先日ようやく応募の問い合わせがあり、本日の午後2時から面接の予定です。ですが、時間になっても応募者は来店しません。

 そこで、応募者からの問い合わせ時に伺った携帯番号に電話をしてみました。ですが、数回のコール音の後に「ただいま電話に出ることができません」という無機質なメッセージが流れるだけ。結局、この日、応募者が来店することはなく、人手不足解消の目処は未だに立ちません。店長Aさんの疲労度もますます高まりそうです。

 今回のコラムでは、ロードサイド店舗にアルバイトとして働きたいという応募があった場合に、面接のすっぽかしを防ぐための対策を見ていきます。

面接すっぽかしを防ぐ対策1:折り返しの電話をしないように準備しておく

 募集の告知を見て応募の電話をしてきたということは、数ある募集の告知物の中で、当店のそれが選ばれた、ということです。しかし、面接をすっぽかされたということは、応募者が当店の電話対応で失望したから、と捉えることが可能です。よって、面接のすっぽかしは、電話対応に問題がなかったかチェックする良い機会でもあります。

 その電話対応ですが、応募者からの電話で「あ、それは店長じゃないと分かんないんすけど、店長は今日休みで、後でこっちから電話するんでいいっすか?」などと言わせていたら、応募者は、よっぽどの理由がない限り、他のアルバイト先に応募してしまいます。

 今やスマートフォンで検索すれば、アルバイト先は即座にたくさん見つかるのです。そんな中、応募の電話があったということは千載一遇のチャンス、これを逃さないためには、アルバイトスタッフを募集していることや、面接の可能な日時を店内で共有し、店長でなくとも面接の日程を決めることが出来るようにしておく必要があります。

面接すっぽかしを防ぐ対策2:場所を説明する

 面接のために店舗へ向かったが、場所に迷って時間までにたどり着けず、そのまま今日の面接はすっぽかし…とならないように、応募の電話があったら、当店の場所を説明します。

 応募者の交通手段によって、当店へのたどり着き方が違うかもしれません。交通費は支給するのか、また、車で来られる場合は、どこに車を置けば良いのかもお伝えする必要があります。

 そして、「入店したら、建物右手のカウンターにいるスタッフに、名前を名乗った上で『今日、午後2時から面接予定の○○ですが、店長の△△さんは、いらっしゃいますか』と伝えてください」という風に、誰に何と声を掛ければよいのかを伝えましょう。

面接すっぽかしを防ぐ対策3:持ち物を説明する

 まず、履歴書が不要であることを説明しましょう。これは、募集の告知物にもぜひ盛り込んでほしい点です。履歴書は、その作成に際し、写真の準備もするなど応募者の負荷が高く、また、面接をする店側としても、有効に使用しているケースは多くなく、双方にとって合理的とは言えません。

 そこで、エントリーシートを準備しておき、氏名、連絡先、生年月日、住所、最寄駅、通勤に要する時間、交通手段、現在の仕事、希望収入、勤務希望曜日・時間、職務経歴・経験などを面接担当者が聞きながら埋めていくと良いでしょう。

 よって、当日の持ち物は、筆記用具だけでよいことになり、応募者としては面接に臨む負荷が低くなります。

面接すっぽかしを防ぐ対策4:飲み物を聞く

 「面接当日は、お飲み物を準備しておきますが、コーヒーとお茶、アイスとホット、どちらが良いですか」と聞くことは、応募者としては、まだ働きもしない自分を丁重に扱ってくれる印象を持ち、それは、入社してからも丁重に教えてくれる期待を抱かせます。

 ある飲食店では、これにより、面接のすっぽかしがゼロになりました。

面接すっぽかしを防ぐ対策5:ダメ押しをする

 電話では、「今の段階で私どもに伝えておきたいことはありますか」「面接の前に聞いておきたいことはありますか」、といった質問を投げかけ、相手を尊重している姿勢を見せる必要があります。

 そして最後に「〇〇さんが当日、確実に面接に来ていただけるために、私どもが行うべきことはありますか」とダメ押しをします。ほとんどの場合「特にありません」と返ってきます。ですが、この投げかけは、面接を確実に行いたい、言い換えれば面接に必ず来てほしいという意思を示すこととなり、応募者の面接すっぽかしを防ぐ効果があります。

 さらに、面接の前日に電話やメールで「明日○時からの面接、よろしくお願いします」といったリマインドを行い、2度目のダメ押しをします。

 今回のコラムでは、アルバイト応募者の面接すっぽかしを防ぐ対策として、1.折り返しの電話をしないように準備しておく、2.場所を説明する、3.持ち物を説明する、4.飲み物を聞く、5.ダメ押しをする、を挙げました。

 これらは、電話応対マニュアルとして、アルバイトスタッフの募集期間は店内の電話機そばに備え付けておくと円滑に運用できるでしょう。これにより、「ん?来ないなぁ…」が大幅に減る可能性が高まります。

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