「何か気になる…」求人広告キャッチコピーを作る5つの方法

人材確保

 求人広告を掲げても、人材の応募がないのはなぜなのでしょうか。時給が安いから?仕事がきつそうだから?インターネットを活用していないから?

 しかし、それよりも何よりも、「その求人広告、募集する気、ねーんじゃね?」と思われていないかを考える必要があります。今回のコラムでは、その求人広告を見て応募してみようと思わせるキャッチコピーを検討します。

売る気が分からないお店で買う気は起こらない

 朝、開店し、夜、閉店する。当店の商品を売りたいから小売店は店を開けるはずです。ところが、入口のガラスドアにはヒビが入っており、店頭の告知ポスターは色あせており、店舗スタッフの接客態度は生意気。

 これでは、入店しようとする顧客も多くないでしょうし、仮に入店したとしても買う気にはなれないでしょう。ここで大事なことは、その店舗は営業しているわけですから、売る気はあるということです。ただ、それが顧客に伝わっていないから、買う気になれない、ということです。

 売る気を店頭や店舗スタッフの言動で示していくことにより、顧客の買う気が喚起されていきます。

 同様に、求人広告を出しているということは、新規の人材を募集する気があるということです。しかし、その募集する気が求人広告で伝わっていない可能性があります。求人広告のキャッチコピーは、募集する気が伝わるものでなくてはなりません。具体的にその作り方を見ていきましょう。

求人キャッチコピーの作り方1:気を引くフレーズを盛り込む

 弊社の最寄駅近くで、焼き鳥店が来月オープンに向け、準備をしています。その店頭に、求人広告の張り紙があり、それには大きく「仲間募集」と書かれています。その下には時給や勤務時間が記載されているのですが、この「仲間募集」というキャッチコピーだけでは「その求人広告、募集する気、ねーんじゃね?」と思われる可能性が高いです。

 そこで、訴求したいことの冒頭に、以下に示す言葉やフレーズを付けることにより、インパクトを与える可能性が高まります。
 「びっくり、~」
 「実は、~」
 「そうだ、~」
 「あ、~」
 これを適用させた例として以下のキャッチフレーズが考えられます。

 「実は、仲間を募集しています」

 単なる「仲間募集」と比べるとどちらが募集する気を感じるでしょうか。

求人キャッチコピーの作り方2:反対概念を盛り込む

 普通体型の女の子が、ふくよかな体型の女の子と一緒に歩いていると、華奢に見えるように、キャッチコピーに反対概念を盛り込むと、より言いたいことが際立ちます。

 サントリーのコマーシャルで使われた「すこし愛して、なが〜く愛して」は、「少し」と「長く」をキャッチコピーに盛り込むことにより、「長く」を際立たせています。
 これを適用させた例として以下のキャッチフレーズが考えられます。

 「1人で頑張るのもいい。だけど、みんなで頑張りたい。仲間募集」

 単なる「仲間募集」と比べるとどちらが募集する気を感じるでしょうか。

求人キャッチコピーの作り方3:体の変化を盛り込む

 キャッチコピーに体の変化を盛り込むと赤裸々な感じがして、そのキャッチコピーが刺さりやすくなります。「あなたが好き」と言うのと「目が潤むの。あなたが好き。」ではインパクトが違います。

 頭がクラクラする、顔が火照る、胸が高鳴る、お腹が鳴る、足が震えるなど、人の体は様々な変化を起こします。これをキャッチコピーに活用する、ということです。
 これを適用させた例として以下のキャッチフレーズが考えられます。

 「面接時に緊張して手が震える。そんな真面目な仲間募集」

 単なる「仲間募集」と比べるとどちらが募集する気を感じるでしょうか。

求人キャッチコピーの作り方4:キーワードを繰り返す

 中島みゆきの「時代」という歌。この歌詞に「回る、回るよ、時代は回る」という部分があります。
 また、太田裕美の「九月の雨」という歌。この歌詞に「September rain rain 九月の雨は冷たくて」という部分があります。

 前者では「回る」が、後者では「rain」が繰り返されており、このフレーズが強調されています。このように、訴求したい部分を繰り返すことが効果に結び付く可能性を高めます。
 これを適用させた例として以下のキャッチフレーズが考えられます。

 「仲間・仲間・仲間。たくさんの仲間募集」

 単なる「仲間募集」と比べるとどちらが募集する気を感じるでしょうか。

求人キャッチコピーの作り方5:貴重性を加える

 世の中にはどうでもいいメッセージと、貴重なメッセージが溢れかえっています。そこで私たちは無意識に貴重なメッセージだけに注意を向けるようにしています。

 私は、経営者向けの講演などで「他では言わないで欲しいのですが」と前置きをして話すと、聞き手の態度が変わることをよく感じます。このように、以下のフレーズをメッセージに加えると貴重性が高まります。
 「あまり他ではオープンにしていないのですが、~」
 「ここは大事な点なのですが、~」
 「忘れてはいけないことは、~」
 「一つだけ言わせてください、~」
 これを適用させた例として以下のキャッチフレーズが考えられます。

 「ここだけの話ですが、当店のビジョンを一緒に達成してくれる仲間を募集しています」

 単なる「仲間募集」と比べるとどちらが募集する気を感じるでしょうか。

 今回のコラムでは、「何か気になる…」求人広告キャッチコピーを作る5つの方法と題して、1.気を引くフレーズを盛り込む、2.反対概念を盛り込む、3.体の変化を盛り込む、4.キーワードを繰り返す、5.貴重性を加える、をご紹介しました。

 重要なことは、実際に使ってみる、ということです。それにより、最初はうまいキャッチコピーが生まれなくても、徐々に洗練されたものになっていくでしょう。もっとも、今回ご紹介したキャッチコピーをそのままパクるのもあり、です。

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