持続化補助金で広報費調達に挑んだ美容室の申請書作成事例①

小規模事業者持続化補助金

 その美容室のコンセプトは「髪質改善」「髪質再生」であり、顧客の髪をより綺麗なものにするべくこれまで取り組んできました。そして、今以上に綺麗な髪の方を増加させるべく、①ホームページの立上げ、②チラシの作成と新聞折込、③パンフレットの作成と配布、④会員カードの作成と配布を行い、広告を強化することとしました。

 これらにかかる費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達することとした同店は、応募時に提出する計画書を作成しましたが、弊社はその作成した計画書をブラッシュアップする形でご支援しました。そこで、採択の可能性を高めるためにどのような観点から計画書をブラッシュアップしたのかをご紹介します。

 今回のコラムでは、下図の提出書類一覧表の赤枠部分、「様式2-1経営計画書兼補助事業計画書①」<経営計画>「1.企業概要」を見ていきます。

1.「企業概要」記載の仕方

 同店が事前に記載してきた内容には、各メニューの売上高一覧表と売上構成のグラフが盛り込まれていました。これは同店の事業内容を理解する上で非常に有効な反面、以下の修正点・追加事項がありました。

(1) 盛り込むべきことを盛り込む

 同店が事前に当欄へ記載してこられた内容の中で目を引いたのは、2枚の頭髪の写真です。これは、髪質改善の施術を行う前の写真と、同店で当施術を行った後の写真であり、なぜこのような差が出るのかといった説明も盛り込まれており、同店の技術の高さが一目瞭然になっています。

 しかし、この内容が「1.企業概要」にふさわしいかどうかというと疑問が残ります。このような高い技術は同店の強みですから、当欄ではなく「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」に盛り込んだ方が「1.企業概要」はスッキリしますし、妥当性も高まりますので、移動していただきました。

 同店は「髪質改善」「髪質再生」をコンセプトとして事業を営んできましたので、これに強いこだわりがあることがうかがえます。よって、「1.企業概要」にそのこだわりを記載することは構いませんが、それを当欄で具体的に説明することは避けるべきと言えるでしょう。

(2) 経営者の写真を盛り込む

 「1.企業概要」は自己紹介の意味合いが強いため、当欄には少なくとも経営者の写真を盛り込むべきです。なぜなら顔が見えない自己紹介はリアリティが薄いからです。読み手に「このような人がこの計画を作ったのか」という内容を訴求し、リアリティを高めることは説得力向上にも繋がりやすくなります。

 また、併せて経営者の経歴も盛り込むと自店を運営する背景の理解にも繋がるでしょう。さらに、従業員の写真などもあると良いのですが、集合写真だと各人の顔がよく分からないようになってしまう場合もあるので注意が必要です。

(3) 地図を盛り込む

 同店が事前に記載してきた内容の中には「○○市の観光拠点である●●にほど近い場所に立地している」という記載がありました。店舗ビジネスは立地産業と言われるほど、立地条件は経営に大きな影響を与えます。

 よって、立地の説明は文章だけでなく地図も盛り込むことをお勧めしています。同店が立地している自治体を含む都道府県の地図、同店が立地している場所を含む自治体の地図、そして同店近隣の地図と3枚の地図を盛り込んでいただきました。

 このようにして、同店が書かれてきた「1.企業概要」をブラッシュアップしていきました。次回のコラムでは「2.顧客ニーズと市場の動向」を見ていきます。

2.小規模事業者持続化補助金の申請書類作成をサポートします

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