茶髪のアルバイトさん対策

茶髪禁止

 あるロードサイド店舗には、茶髪禁止のルールがありました。その理由は、当該店舗に来店される幅広い年齢層の顧客のうち、ご高齢の顧客は「茶髪の店員」イコール「不良」と見る向きがあり、好印象を与えない、というものでした。

 そこで店長は、アルバイトさんの採用面接の際に、茶髪の方に対して、採用されたら髪を黒く染めるように伝えていました。しかし、そうであれば採用を望まない応募者や、採用後に徐々に茶髪に戻す方も相当数いました。

 採用後に徐々に茶髪に戻していくアルバイトさんに対して、店長が髪を黒く染めるように伝え続けていった結果、退職するアルバイトさんが相当数発生し、結果として、店舗は人手不足に陥りました。

「茶髪」の定義づけ

 この茶髪問題、どのように解決するべきなのでしょうか。茶髪で働きたいアルバイトさんと黒髪で働かせたい店舗をどのように歩み寄らせるか、という問題です。ここで重要なのは、まず、その店舗における【茶髪の定義】です。

 写真のような髪の見本(「カラーレベルスケール」で検索すると見つかります)を用意し、当店の「茶髪」を定義づけます。例えば下図の№5~11は「茶髪」と見なさず、それ以外の№12~15は「茶髪」と見なす、とします。

 これにより、アルバイトさんと店舗の茶髪に関する認識の擦り合わせが進み、歩み寄る余地が生まれます。全く染めてはいけないとは言わないが、接客業である以上、限度というものはあるよ、というメッセージをアルバイトさんに送るのです。

相手を認める

 その上で、採用時は黒髪だったけれども、採用後に当店において茶髪と見なす色(上図№12~15)にしてしまい、その髪の色で働きたいというアルバイトさんに対しては、店舗側はまず、その髪の色を否定せず認めることから始めます。

 そして「君には当店で働いてほしいが、会社のルール上、その髪の色で働いてもらうことはできない。その髪の色のまま活躍できるアルバイト先を探した方が、君も店もハッピーになれる」というメッセージを伝えます。

 茶髪にしたいのではなく、人に認められるために茶髪にしている方がほとんどですので、上記のメッセージを伝えたあるガソリンスタンドでは、ほとんどのアルバイトさんが黒髪に戻しました。

 言葉を定義づけ、相手を認めることは、茶髪問題にも大きな効果を発揮するのでしょう。

解説動画

Vol.9_茶髪のアルバイトさん対策

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