チームに正しい影響力を及ぼし成長を促すリーダーが持つ視点とは

戦略の考え方

ある首長の発言

 ある商工団体が主催する新春講演会に登壇をしました。テーマは経営理念に関する内容です。

 唐突ですが「あなたは、なぜ生きているのですか」と問われ、即答できる方は多くないはずです。しかし、内容はどうであれ、この質問に即答できる方の生き方は強さを感じさせます。
 同様に「あなたの会社は、なぜ存在しているのですか」という自社の存在意義を問われた時に即答できる企業は、事業展開に力強さを感じさせるものです。
 この「あなたの会社は、なぜ存在しているのですか」という問いに答えるものが経営理念と考えます。

 このような内容を基に事例を盛り込んで登壇をしてきたのですが、この講演会の参加者の1人に、その商工団体が立地する自治体の首長がおりました。講演後の懇親会で、この首長と話をする機会に恵まれましたが、彼は、以下の内容を私に話されました。

 「今日の講演を自治体の役所に当てはめるとどう捉えることができるか、という観点で聞いていた。役所にとっての経営理念とはスローガンと言っても良いのかもしれない。今日の講演内容を役所向けにアレンジして職員に伝えたい」

物事を他人事として捉えない

 私たちは、日々、多種多様な情報に触れて生活しています。その情報には、自身に関係があり関心を抱くものとそうでないものがあります。自身に関係があり関心を抱くものは、情報を取り入れようとしますが、そうでないものは情報を取り入れようとはしないものです。

 しかし一見、自身には関係のないように見えても、捉え方によっては大いに関係してくる情報もあるはずで、前述の首長はそのような視点で私の講演内容に触れていました。

 このコラムは、ガソリンスタンドの他にも、美容室、電気店、飲食店、婦人服店など、業種別に戦略を述べています。ここで、ガソリンスタンドの戦略に関するコラムについて、美容室の経営者が、自分はガソリンスタンドの経営者ではないから、このコラムは関係ない、という捉え方のもと、ガソリンスタンドのコラムを読まなかったとしたら、もったいないと思うわけです。

差別的優位性の見出し方

 弊社では、クライアント企業様が、競合との差別的優位性を打ち出す際に、経営者の経歴を使えないか、という視点でまず検討を行います。というのも、ロードサイド店舗においては、製品や価格での差別的優位性を構築することは難しいわけですが、決定的に違うのは、経営者の経歴だからです。

 さしたる経歴などない、という経営者が多い中、その経歴を差別的優位性の源泉へと変換させられないかという捉え方は、日々、前述のように関係ないであろう情報を関係ある情報に変換させる、という捉え方から生まれるのだと思います。

 チームに正しい影響力を及ぼし成長を促すリーダーが持つ視点とは、一見関係ない情報を自身に関係ある情報に変換する視点であり、これが「我以外皆我師」の考え方に繋がるのではないでしょうか。

リーダーに関する参考コラム

 ■ガソリンスタンドの夜勤スタッフと店長が意思疎通を図る工夫とは
 ■ロードサイド店舗の店長が身に着けたいコーチングの基本スキル
 ■大きな売上を作ることの出来るガソリンスタンド店長の共通点

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