小規模事業者持続化補助金に採択!持帰り中華料理店の事例④

小規模事業者持続化補助金

 当補助金の採択を目指すなら、5W1Hそれぞれを明確にすることをお勧めします。小規模事業者持続化補助金に採択され、テイクアウトの強化に成功した中華料理店の事例をご紹介するシリーズの4回目、最終回は<補助事業計画書>を記載するにあたり、この5W1Hをどのように明確にしていったのか、また、その他留意点を見ていきます。

5W1Hの「穴」を見つける

 <補助事業計画書>「Ⅰ.補助事業の内容」は以下の構成となっています。 

 1.補助事業で行う事業名 
 2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容
 3.業務効率化(生産性向上)の取組内容【任意記入】
 4.補助事業の効果

 このうち「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」について、5W1Hを記載することになります。同店は、看板の作成、店舗外壁の塗装、看板照明の設置に補助金を使いたいわけですが、事前に同店が記載されてきた内容を5W1Hに整理すると下図(クリックすると拡大します)となります。

 5W1Hを明確にすることは、この表の空欄部分を埋める、ということですので以下に埋め方のポイントを示します。

「穴」の埋め方

 【いつ(When)】は、採択後から看板設置や外壁塗装が終了する時期までを示します。

 【どこに/どこを(Where)】は、「どこに看板を設置するのか」「店舗外壁のどこを塗装するのか」「どこに看板用照明を設置するのか」といった形で場所を考え、記載します。

 【だれが/だれに(Who)】は、社内のだれが、どの業者に発注するのかを記載します。

 【なぜ(Why)】は、後で見ることとなる「4.補助事業の効果」や、下図(クリックすると拡大します)の赤囲み部分「Ⅱ.経費明細表」の「必要理由」と重複する部分もあると思いますが、構わず記載することをお勧めしています。必要理由のない使い道に補助金は出せませんので、なぜ必要なのか、その理由を示すことは重要であるからです。

 【なにを(Why)】は、どのような特徴のある看板、塗装、照明なのかを記載します。この特徴は、下図(クリックすると拡大します)の赤囲み部分、公募要領「審査の観点」にある「創意工夫の特徴」を意識して記載します。

 【どのように(How)】は、作成や設置の手順を示しますが、自店はそれらを担う業者ではありませんので、自店が作成や設置にどのようにかかわるかを記載します。

ビジュアルに訴求する

 計画書は読み手に伝わるように記載する必要がありますが、そのためには、図表や写真を活用することをお勧めしています。今回の事例であれば、看板の設置場所、塗装が必要な外壁の状態などを写真で掲載したり、可能なら完成した看板のイメージ図も示すと良いでしょう。

 一度、とてつもない量の写真が貼られた計画書を拝見したことがありますが、あくまでも読み手に伝わりやすくするという目的を見失わないようにして、適正量を盛り込んでいただきたいと思います。

「三方よし」と定量・定性的効果

 次の「4.補助事業の効果」について、同店は【自社の効果】【顧客の効果】のみを示していましたが、これに加えて【地域社会の効果】も記載したいところです。この「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の考え方を「三方よし」と言います。なお「効果」は「メリット」と読み替えて検討しても良いでしょう。

 また【自社の効果】は、売上・利益など数値で表すことのできる「定量的効果」と、イメージや影響力など数値で表すことが困難な「定性的目標」に切り分けて検討することも必要です。

 このようにして、計画書をブラッシュアップした同店は、無事採択され、テイクアウトを強化することができました。テイクアウトを始めたり強化したりする場合に、そもそもテイクアウトを実施していることが伝わらなければ、業績を得ることは困難です。小規模事業者持続化補助金を活用して、訴求力を高めていきましょう。

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