名刺交換のマナーを小売店の店長が身につけなければならない理由

経営の姿勢

名刺交換にはマナーがある

 ロードサイド店舗に勤務するようになり、ある程度上位の役職になると、名刺が必要になってきます。役職がない頃は、店舗に来店される顧客を相手にすることがほとんどですから、特に名刺は必要ありませんが、ある程度上位の役職になると、法人との取引で商談をする際、新規仕入先との商談をする際、クレーム・トラブル対応をする際、社外研修に参加する際など、店外での活動が徐々に増加し、そのような場合に名刺を使うようになるからです。

 ただし、名刺交換をする機会は、さほど多くありません。そこで、経営陣は店長の名刺を作って本人に支給するだけに留まるケースが非常に多く、名刺交換の仕方を教育するロードサイド店舗の経営者は希な印象があります。

 あるガソリンスタンドを運営する子会社は、店長以上の役職者は、毎年親会社が開催する新年会に参加することが恒例となっていました。この新年会は、親会社の経営陣や来賓の挨拶、有識者による講演、立食パーティーなどが催されますが、ここで、名刺交換が行われます。

 ですが、店長はそもそも名刺入れを持っておらず、財布に名刺を入れて参加するケースがほとんどでした。名刺交換の仕方もチラシを渡すがごとく自身の名刺を渡すような方もおりました。名刺交換の仕方を知らないのです。

 ある年にこのことが、親会社を通じて子会社の経営陣に伝わることとなりました。店長に恥をかかせたという点で、この子会社の経営陣は猛省する必要があります。

スーツには着方がある

 その子会社の店長会議に出席したことがあります。会議なので出席者はスーツを着用してくるわけですが、上着外側のポケットチーフを入れる胸ポケットにタバコを入れている人、白い靴下を履いてくる人、上着のボタンを全部かけている人など、通常では考えにくいスーツの着方をされている店長がちらほら見受けられました。スーツの着方を知らないのです。これもやはり経営陣が指導する必要があります。

 名刺交換など滅多にしないから、スーツなんて滅多に着ないからという理由で教育をしない会社と、店長に一般的なビジネスマナーを定期的に教える会社では、どちらが店長を大事にしているかというと、後者のはずです。
 そして、後者の会社に勤務する店長は、フォーマルな会合に自信を持って出席できるようになります。最たる例は、自己啓発のための研修やセミナーに出かけるようになる、ということです。社外の活動に臆することが少なくなるのです。

 店長は小売のプロである前に、社会人です。社会人としてのマナーを新人時代だけでなく、定期的な会議や研修の時間を利用して、少しの時間で良いので継続的に教え続けることにより、立派な社会人となり、立派な店長となる下地ができると考えます。

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