低感染リスク型ビジネス枠の採択ポイント:機械販売業の事例③

小規模事業者持続化補助金

 2021年に募集が始まった小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>は、前年に創設された<コロナ特別対応型>に代わるものであり、販路開拓等に要する費用の4分の3、上限100万円を補助するものです。

 <低感染リスク型ビジネス枠>の特徴は、補助金を使って行う事業(補助事業)の実施により「対人接触機会の減少」が実現できること、その補助事業が「新たな取組」であることが求められている点です。

 ただし、応募の際に作成する計画書のフォーマットに大きな変更はありません。そこで、当コラムでは「対人接触機会の減少」「新たな取組」に該当し、<コロナ特別対応型>に採択された機械販売業の事例を通じて<低感染リスク型ビジネス枠>の採択ポイントをご紹介していきます。

 同社は、コロナ禍で対面営業を自粛せざるを得なくなり、売上が減少してしまいました。そのため、インターネットを活用した営業を行っていくこととし、小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>を活用して、(1)ホームページの立上げ、(2)web広告の実施、(3)SEO対策を行いたいと考えました。

 なお、SEO(Search Engine Optimization)対策とは、検索エンジン最適化とも呼ばれ、ネット上の検索結果において、自社サイトが上位表示されるようにする対策のことを指します。

 これらの取組みを行うこととした同社が作成した計画書を弊社が添削し、それを受けて同社は計画書をブラッシュアップして応募した結果、当補助金に採択されたわけですが、そのブラッシュアップのプロセスをご紹介していきます。今回は<補助事業計画> 「2.補助事業の内容」に該当する部分を見ていきます。

 「1.補助事業名」に関しては、事例で理解する低感染リスク型ビジネス枠の採択ポイント③を参考にしてください。

1.「補助事業の内容」の書き方

(1)全体のバランスを意識する

 冒頭に記載したとおり、同社は補助金を使って(1)ホームページの立上げ、(2)web広告の実施、(3)SEO対策、を実施しようとしていました。よって、これら3つの事業がどのようなものなのか説明をしなければなりません。

 事前に書かれてきた内容を拝見すると、この「2.補助事業の内容」の7割が(1)ホームページの立上げの説明になっていましたが、これでは説明が偏りすぎている印象がありましたので、バランスを考えてその他の補助事業の説明も厚くしていただきました。

(2)具体的に書く

 読み手に補助事業の内容が伝わらなければ、補助金に採択される可能性は限りなく低いものとなってしまいます。そこで、補助事業を具体的に記載する必要があります。そのために弊社でお勧めしているのは、いつ(When)・だれが(Who)・なにを(What)・なぜ(Why)・どこで(Where)・どのように(How)という5W1Hの活用です。

 ホームページの立上げであれば、いつ立ち上げるのか、だれが立ち上げるのか、なにを立ち上げるのか、なぜ立ち上げるのか、どこで立ち上げるのか、どのように立ち上げるのか、を明らかにするということです。

 「なにを」に関しては、単に「ホームページ」とするのではなく、「○○という特徴のあるホームページ」といった特徴を付加した記述をお勧めします。また、「だれが」に関しては、自社のだれがだれに制作を依頼するのかを記載すると良いでしょう。さらに「どこで」に関しては、「ネット上」ではなく「ホームページ制作会社○○の企画室」といった形で業者のどの部門が立上げを担うのかを記載すると良いでしょう。

(3)書くべきことを書く

 同社は当時、他社の通販サイトで一部の商品を販売しておりましたが、そのサイトのご厚意で、仮のホームページを立ち上げていただき、数日間営業活動を行ったところ、一定の効果が確認できました。

 このことも今回、ホームページを立ち上げるきっかけとなったわけですが、この確認できた効果に関しては、「2.補助事業の内容」に記載するよりも、その次の「3.補助事業の効果」に記載した方が、説得力が向上しますので、そちらへ移動していただきました。

 このようにして「2.補助事業の内容」に該当する欄のブラッシュアップをしていただきましたが、次回は「3.補助事業の効果」を見ていきます。

2.小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします

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