残念なガソリンスタンド事典(ミーティング編)

残念なガソリンスタンド事典

 定期的にミーティングを開催するガソリンスタンドは多数あると思います。社員や主戦力のアルバイトスタッフを参加させ、店長が中心となって、伝達事項や今後の取組みなどを話し合うわけですが、これが効果的な場合とそうでない場合があります。

 せっかく時間を割いてミーティングを開催するわけですから、業績に直結し、業績が上がり続けるものにするべきですが、そのようにならない残念なミーティングを行うガソリンスタンドの典型例を見ていきます。

ミーティングが残念なガソリンスタンド1:準備がない

 開催日時だけを決めて、頭数を揃えたものの、店長ばかりが発言しているミーティングがあります。事前準備をして出席者に考えてきて欲しいことを伝えておかないと、出席者は単に出席するだけとなり、結果として何の発言もなく、店長が話しておしまい、という形になりがちです。

 予め議題を伝えるとともに、現状の認識、考えられる原因、打開案といった内容をまとめてきてもらい、それらを発表させ、ミーティングでブラッシュアップさせていく、というスタンスを取ることで充実したものなる可能性が高まります。

ミーティングが残念なガソリンスタンド2:出席者の休みを潰す

 限られた人数での店舗運営の中でミーティングを開催するとなると、出席者の仕事が終わった後や、休日を潰して参加せざるを得ないこともあるはずです。

 この場合に、きちんと残業・休日出勤手当を付けていれば問題はないのですが、ミーティングの参加をボランティアにさせている場合は残念なものとなります。

 特に、そのことに店長が背徳感を持っていると、ミーティングに出席したくないのに嫌々出席していると勝手に解釈をしてしまいがちです。すると休みを潰してミーティングに出席したスタッフの発言が少なかったりすると「やる気あるのか?」と怒ってしまい、険悪な雰囲気になりがちです。

 人件費を削るのではなく、きちんと人件費を払って、それ以上に稼いでもらうことが重要です。

ミーティングが残念なガソリンスタンド3:無理に結論づける

 翌日の営業も控えていることから、限られた時間でミーティングは実施されるわけですが、なにがしかの結論を出さないとミーティングの意義が薄れるという考えが強すぎると、無理に結論を出そうとしてしまいます。結果として、実行できない結論が生まれてしまい、ミーティングを開催した意味が薄れてしまいます。

 このような場合は、一旦議論を打ち切って、日を改めて検討するなど、参加者が納得できる結論を導き出すべきでしょう。

 なお、あるガソリンスタンドでは、事務室にスタッフが籠もって行うミーティングを廃止し、顧客がいない時間帯はミーティングの時間と位置づけました。そのような時間帯は、店長がスタッフと情報共有をしたり、仕事に繋がるアイデア出しをしたりすることとしたわけですが、顧客が来店されたらミーティングは打ち切りとなるため、結論が出ないのが当たり前、という認識となり、急いで結論を出すことがなくなりました。

 今回のコラムでは、ガソリンスタンドにおいて残念なミーティングを取り上げました。1日が24時間であることは、他店も自店も同じです。有効に時間を活用できた店舗が生き残る可能性は高いわけで、ミーティングも実施するなら時間を割いた甲斐があるように、有効なものにしていただけたらと思います。

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