入りにくい店舗3つの特徴

 これからロードサイド店舗を開業予定の方が発した「入りにくい店とはどんな店ですか」という質問に触れる機会ありました。

 この質問は「とっつきにくい人とはどんな人ですか」という質問に置き換えて回答することが可能です。一般にとっつきにくい人とは、表情や口数が少なく、どんな人なのか分からない人です。ですから、自分と話が合うのか、話しかけてもちゃんとした応対をしてくれるのかが分からず、とっつきにくいわけです。

 店舗も同様で、どんな店舗なのかが分からないと入りにくいものです。今回のコラムでは、そんな「とっつきにくい」店舗に共通する特徴を見ていきます。

入りにくい店の特徴1:店内が見えない

 私が最寄駅への行き帰りによく通る道に回らない寿司店があります。昔ながらの寿司店で店構えも年季が入っており、店内の様子は外から一切伺えません。そんな寿司店が、いつの頃からか下のPOPを店頭に掲げるようになりました。

 これは寿司店側も自店は入りにくい店であるという自覚を持っていることが分かりますが、では、入りやすいようにする工夫があるかというと何もなく、顧客に「勇気の一歩」をお願いするに留まっています。

 ところがこの寿司店、最近天候の良い日は、入口の引き戸を開け放すようになりました。そんなに広い入り口ではないのですが、これだけで入りやすさがグッと違ってきます。

 コンビニエンスストアでよく見られますが、店舗の前面道路に面した部分をガラス張りにして店内の様子が分かるようにしているケースがあります。また、下の写真は、昨日お世話になった美容室の出入り口を店内から撮影したものですが、天気の良い日は、この出入り口部分のガラスを全て開け放ち、ガラスという壁すら取っ払っています。

 このように店内の様子が伺えると入りやすく、そうでない場合は、入りにくさを感じてしまいます。

入りにくい店の特徴2:店員が見えない

 店舗内の様子が見えても、顧客がいないだけでなく店舗スタッフもいない状況では、入りにくくなってしまいます。現在、店舗の前面道路に面する部分がガラス張りになっておらず、改装する費用の工面も大変な場合は、店舗前にスタッフを立たせ、店舗の訴求をすることも一考です。

 強引に客引きをする必要は一切無く、告知の入ったポケットティッシュを配らせたり、飲食店ならスタッフにメニューを持たせたりして、前面道路の通行客にアピールすることが有効です。

 昔、一部のガソリンスタンドでは、近所の交差点近くにスタッフを待機させ、赤信号で停まった車両にチラシを配って集客力を高めていました。チラシ配りに夢中になったスタッフが青信号に変わったことに気付かず、車と接触してしまうという事故が多発したため、今はそのようなことをするケースはなくなりましたが、スタッフを顧客に見せてアプローチをする、という考え方は理にかなっています。

入りにくい店の特徴3:情報が見えない

 外から店内も店員の様子も分かったとしても、とっつきにくさを感じさせる店舗もあるかもしれません。その店舗がどのような考え方を持っているのかが分からないからです。よって、インターネットによる情報発信が必要になってきます。

 先述の美容室は、スタッフが持ち回りで毎日複数のブログを更新しており、高い集客力を維持しています。どのようなスタッフがどのような考えで働いているのかをオープンにするためには、自店から情報発信をする必要があります。

 今回のコラムでは、入りにくい店舗3つの特徴として、1.店内が見えない、2.店員が見えない、3.情報が見えない、を挙げました。
 来店者が少ないと嘆くのではなく、来店しにくい店舗になっていないかを点検する際には、とっつきにくい人とはどのような人だろうと想像することが重要です。あなたにとってとっつきにくい人とはどんな人ですか?そのとっつきにくさは、自店にも当てはまりませんか?

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