小規模事業者持続化補助金に採択!持帰りフランス料理店の事例④

小規模事業者持続化補助金

 小規模事業者持続化補助金を活用してテイクアウトを強化したフランス料理店は、採択されるレベルの計画書をどのようにして作成したのか。そのプロセスを紹介していますが、4回目の今回は前回に引き続き、下図(クリックすると拡大します)赤枠部分、様式2の<経営計画>内にある「4.経営方針・目標と今後のプラン」を見ていきます。

事前の記載内容

 予め当欄に同店が書かれていたのは、以下の内容でした。

 ①「地産地消」のみならず、世界各地の美味しい食材を気軽に食べることができる環境を提供し、自店の売上増加と地元食文化の向上を目指す。
 ②〇〇飲食業活性化協議会の主催による「〇〇バル」など、まちづくりイベントに参加し、地元飲食業の活性化に貢献していくとともに、自店PRを積極的に行う。
 ③「ホームページの作成」「テイクアウトのパンフレット作成およびポスティング」に着手し、SNSの利用や口コミのみであった広告宣伝を強化することにより、新規顧客の獲得に乗り出す。
 ④ランチのイートインから撤退し、ロスが少ないテイクアウトを強化し、収益拡大を図る。
 ⑤繁華街という立地を活かし、周辺の飲食店・バー・クラブなどに、前述の食材輸入商社から仕入れた食材をセット販売し、新規顧客を開拓する。

 さらに、「各種イベント参加」「ホームページ・パンフ作成、ポスティング」「テイクアウトの強化」「食材販売」を縦軸にとり、横軸には4か月間の時間軸をとった表を作り、いつ、何を行うのかが分かる一覧表がありました。

 そして、これらを以下の方法でブラッシュアップしていきました。

見出しを設ける

 繰り返しになりますが、当欄は「経営方針・目標と今後のプラン」です。上記①~⑤は経営方針にも見えますし、目標にも見えますので、【経営方針】【目標】【今後のプラン】といった見出しを設け、それぞれがどの項目に属するのかが分かるようにすると、伝えたいことが伝わりやすくなります。

定量的目標と期限を設ける

 前述③の「新規顧客の獲得」、④の「収益拡大」、⑤の「新規顧客の開拓」は、目標とする数値の設定ができるはずです。この数値で表すことができる定量的目標と期限を設定することにより、期限が来た時点での達成率が分かりますので、結果を受けて次の打ち手を検討することが可能になります。

 また、期限を設けることにより、目標達成のモチベーションが高まることが想定されます。

中長期的なプランを盛り込む

 「中長期」という期間の定義は様々ありますが、ここでは3~5年のプランを盛り込むことをお勧めしています。予め同店が記載してきたプランの期間は4か月であり、またその内容のほとんどが、当補助金を使って行う事業(補助事業)のことになっています。

 これは、後に解説する<補助事業計画>に盛り込むものであり、ここでは、さらに高所大所かつ長期的な視点で描く必要があるでしょう。切り口としては、「小規模事業者持続化補助金に採択!持帰りフランス料理店の事例③」で見た「人(人的資源)」「物(物的資源)」「金(財務的資源)」「情報(情報的資源)」からなる経営資源をいかに充実させるか、という観点から下図(クリックすると拡大します)のようなプランを作成すると良いでしょう。

 今回のコラムでは「4.経営方針・目標と今後のプラン」をブラッシュアップさせるポイントとして、見出しを設ける、定量的目標と期限を設ける、中長期的なプランを設ける、を挙げました。これらを参考に採択されるレベルの計画書にしていっていただければと思います。なお、次回はこれに続く<補助事業計画>のブラッシュアップを見ていきます。

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