小規模事業者持続化補助金に応募する理容店の申請書作成事例①

小規模事業者持続化補助金

 創業75年を迎えたその理容店は、夫婦2名で運営しておりました。前回の小規模事業者持続化補助金に採択され、今回はマッサージ用椅子の導入、看板の設置、チラシの作成と新聞折込の費用を当補助金で調達しようと考えました。

 そこで同店は、応募時に提出する計画書を作成しましたが、弊社はその作成した計画書をブラッシュアップする形でご支援しました。そこで、採択の可能性を高めるためにどのような観点から計画書をブラッシュアップしたのかをご紹介します。

 下図は応募時に最低限作成しなければならない書類ですが、今回のコラムでは赤枠部分「様式2-1経営計画書兼補助事業計画書①」<応募者の概要>を見ていきます。

1.<応募者の概要>記入の仕方

(1)ミスしがちな項目を押さえる

 当欄の記入ミスがあった場合、審査時に減点されるという取り決めはないはずです。しかし、読み手は<応募者の概要>から読み始めることが想定され、ここで記入ミスが多いとネガティブな第一印象を与えることになり、後の審査項目に影響を及ぼすリスクをもたらしてしまいます。

 同店はこの部分に問題はありませんでしたが、以下のコラムで留意点をご確認下さい。

 小規模事業者持続化補助金<応募者の概要>で損をしないために

(2)前回と今回の違いを明確に述べるべき理由を押さえる

 補助金は公的資金ですから、広く多くの事業者に利用していただきたいという意図がありますので、特定の事業者が行う同じ事業に何度も交付するわけにはいきません。ですが、補助金の交付によって大きな効果が見込めれば、納税額が向上しますので交付する価値はあるわけです。

 そこで、過去一定期間に採択された事業者が再度応募する場合に、前回と今回で補助事業に明確な違いがあり、効果が見込めるということであれば、採択の可能性が出てきます。よって当欄で前回と今回で補助事業に明確な違いを訴求する必要があります。

(3)前回と今回の違いを明確かつ端的に述べる

 <応募者の概要>の最下段には「それぞれ該当する回の補助事業での販路開拓先、販路開拓方法、成果を記載した上で、今回の補助事業との違いを記載してください。」という記載があります。

 これを受け、同店は前回実施した複数の補助事業それぞれについて「販路開拓先」「販路開拓方法」「成果」を記載していました。また、前回と今回の補助事業それぞれについて「事業名」「事業の概要」「ターゲット」「事業の目標」「今後のプラン」を記載し、それぞれがどう違うのかを記載していました。

 さらには、前回の補助事業で購入した備品やチラシの写真まで盛り込んでおり、当欄だけで4ページのボリュームがありました。これはさすがに多すぎで冗長な印象は否めませんでした。

 そこで以下の表を用いて、前回と今回の「販路開拓先」「販路開拓方法」「成果」を記載していただきました。なお、今回の補助事業の「成果」はまだ出ていないはずですから、期待している成果を記入していただき、その上で「前回と今回の違いは○○である」と明確かつ端的に違いを記載していただきました。

 このようにして<応募者の概要>をブラッシュアップしていきましたが、次回のコラムではこれに続く「1.企業概要」を見ていきます。

2.小規模事業者持続化補助金の申請書類作成をサポートします

 弊社の1,000件を超える支援実績を通じて蓄積してきたノウハウを活用して、採択の可能性を高める計画書作成のお手伝いをいたします。詳しくはこちらから↓↓↓

3.メルマガ会員様募集中

 メルマガ会員様には、リアル店舗の現場経験20年以上、コンサルティング歴10年以上【通算30年以上のノウハウ】を凝縮した【未公開のコラム】や、当サイトに掲載したコラムの【解説動画URL】を優先的に配信しています。登録はこちらから↓↓↓

ロードサイド経営研究所メールマガジン登録フォーム(無料)

4.電子書籍のご案内(2020年7月8日発行 定価1,072円)

人口2万人に満たない街で黒字経営を続ける洋食店5つの秘訣
タイトルとURLをコピーしました