持続化補助金【低感染リスク型】に採択された料理教室の事例①

小規模事業者持続化補助金

 当事業所は、飲食店向けに食品メーカーの営業代行業務を行っておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、対面営業を自粛せざるを得なくなるとともに、飲食店が苦境に陥ってしまった結果、営業代行業務が激減してしまいました。

 そこで、代表が持つ料理のスキルを活用するべく、料理教室を立上げ、オンラインで配信することにしました。そして、それにかかる費用の一部を小規模事業者持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】で調達するべく計画書を作成し、応募した結果、採択となりました。

 下図は、当補助金に応募する際に提出する「【様式1】経営計画および補助事業計画」の構成ですが、今回のコラムでは同事業所が記載した<経営計画>「1.自社の事業概要」から採択のポイントを見ていきます。なお、当コラムの内容は2021年12月8日時点の情報に基づいています。

1. 持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】採択のポイント(自社の事業概要編)

(1)現状の外部環境を記載する

 当事業所は代表が持つ料理のスキルをエステティックサロンに提供し、同サロンを利用する顧客に対して、食を通じた美容法を提供できるようにしたいと考えていました。そこで外部環境として、エステサロンのニーズ、市場規模、競合動向を記載しました。

 エステサロンのニーズとしては、新型コロナウイルス感染症の影響により、客数が減少する中、客単価を向上させたい、他店への流出を防止したい、属人的ではなく組織的に顧客を獲得したいといったニーズがあることを記載しました。

 市場規模としては、ネットでその推移を調査し、新型コロナウイルス感染症の影響により縮小に転じたものの、コロナ疲れを解消したいという利用者の需要により、市場規模は回復傾向であることを記載しました。

 競合動向としては、オンラインで料理のレッスンを行う事業者をピックアップし、事業者名・代表者名・URL・特徴をまとめた一覧表を盛り込みました。

 これらにより、同事業所の取組が顧客ニーズに応えるものであること、市場規模の回復により需要が高まる見込であること、競合との差別的優位性のある取組であることを訴求したことが、採択を引き寄せた要因のひとつと考えられます。

(2)現状の内部環境を記載する

 同事業所は、代表が持つスキルを中心に強みを述べていましたが、エステティックサロンを運営する企業から、サロンを利用する顧客に対して食を通じた美容法を助言・支援できるようにエステティシャンの指導を依頼され、好評を得ていることを記載しておりました。

 このことにより、同事業所の取組は窮地に陥った結果、思いつきで行おうとしているものではなく、顧客の要望に基づいたものであることを訴求できたことが、採択を引き寄せた要因のひとつと考えられます。

(3)今後の戦略を記載する

 同事業所は、「経営方針」「目標」「今後のプラン」という見出しを設け、その内容を記載しておりました。これは、小規模事業者持続化補助金【一般型】のフォーマットに基づくものですが、外部環境と内部環境分析を踏まえて、今後の戦略を記載しておりました。

 特に「目標」は、営業代行という既存事業とオンラインレッスンという新規事業に切り分けた上で、客数と客単価を記載しており、このような具体的な記載が採択を引き寄せた要因のひとつと考えられます。

 今回のコラムでは、小規模事業者持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】の<経営計画>「1.自社の事業概要」から、採択されたポイントとして、(1)現状の外部環境を記載する、(2)現状の内部環境を記載する、(3)今後の戦略を記載する、を挙げました。次回のコラムでは、今回に引き続き「2.新型コロナウイルス感染症の影響・既に取り組んでいる対策」を見ていきます。

2.小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします

 1,000件を超える支援実績を通じて蓄積してきたノウハウを活用して、計画書作成のサポートを行い、採択の可能性を高めます。詳しくはこちらから↓↓↓

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4.電子書籍のご案内(2021年3月22日発行)

小規模事業者持続化補助金に応募したくなる本
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