小規模事業者持続化補助金で機械設備を導入した接骨院の事例⑦

小規模事業者持続化補助金

 同院は、関東圏内に立地する接骨院ですが、リラクゼーションサロンやマッサージ店の進出などにより、業況は厳しくなりつつありました。そこで、美容やリラクゼーションなどを提供できる機械設備を導入しようと考え、その費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達するために、応募用の計画書を作成しました。

 弊社は、この計画書をブラッシュアップする支援を行い、当補助金に応募した同院は採択されました。今回のコラムは、このブラッシュアップのポイントを見ていくシリーズの7回目、最終回です。

 下図は、小規模事業者持続化補助金<一般型>へ応募する際に作成する資料ですが、今回は赤枠部分、様式2-1 経営計画書兼補助事業計画書① <補助事業計画>「4.補助事業の効果」をどのようにブラッシュアップしていったかを見ていきます。

 なお、当コラムの内容は<低感染リスク型ビジネス枠>にも応用できますので、そちらに応募を予定されている方もご参考にして下さい。

1.「補助事業の効果」の書き方

 同院が予め記載してこられた内容を拝見すると、【自社の効果】【顧客の効果】【地域社会の効果】という見出しが設けられていました。これは、多面的に効果を検証したということであり、非常に良いと思いました。その内容をブラッシュアップしていったポイントは以下の通りです。

(1)定性的な【自社の効果】を記載する

 同院は【自社の効果】として、売上高、売上総利益、営業利益の他に客数・客単価が補助事業によりどの程度の数値になるのかを記載しておりました。このような数値で表すことのできる効果を定量的効果といいますが、数値で表すことのできない定性的効果の記載がありませんでした。

 定性的効果の例として「顧客満足度の向上」「イメージの向上」「知名度の向上」などが挙げられますので、定量的効果だけでなく、定性的効果も盛り込んでいただきました。反面、【顧客の効果】【地域社会の効果】については、定量的効果の記載は困難でしたので、定性的効果の記載のみに留めました。

(2)直接的な効果を記載する

 同院の補助事業は、美容やリラクゼーションを提供できる機械設備を導入することです。なので、これによって顧客が得るメリットが【顧客の効果】と言えるはずです。

 ですが、同院が記載してきた【顧客の効果】は、美容やリラクゼーションを得た上で食事や散髪をするメリットが記載されていました。このような間接的な効果の記載は内容が冗長になりがちですので、顧客が同院で美容やリラクゼーションを手に入れることによる直接的な効果を記載していただきました。

(3)記載するべきところに記載する

 同院は当欄に「5年程度で投資の回収をしたい」「当院の新サービスを広めてくれる協力業者を増やしたい」といった内容を記載していました。ですが、これは「補助事業の効果」というよりも「目標」であり、<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」に記載するべき内容です。

 子どもの授業参観日にキャバドレスを着てくる母親は、周囲に違和感を与え、それは不信感の原因となり、周囲はその母親を理解しようという意欲が削がれてしまいます。時と場合と場所を踏まえない人という判断が下されるからです。

 「補助事業の効果」という欄に記載するべきではない内容を盛り込むことは、読み手に違和感を与え、理解を妨げる原因となってしまうリスクがあります。よって、そのような内容はふさわしい欄に移動していただきました。

 このようにして同院は、前回のコラムの内容に引き続き、様式2-1 経営計画書兼補助事業計画書① <補助事業計画>「4.補助事業の効果」のブラッシュアップをして、結果として採択されました。

 同院が予め記載してこられた内容は、記載するべき場所に記載するべき内容が記載されていない部分が多いとともに、文章量が非常に多く、冗長な印象がありました。記載するべき場所に移動し、不要なものは削除するだけで完成度がかなり違ってきますので、当補助金で採択を狙う方は参考にして下さい。

2.小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします

 弊社の1,000件を超える支援実績を通じて蓄積してきたノウハウを活用して、計画書作成のサポートを行い、採択の可能性を高めます。詳しくはこちらから↓↓↓

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