採択が困難な持続化補助金(低感染リスク型)の計画書事例①

小規模事業者持続化補助金

 先日、ある事業者が作成した計画書を拝見する機会がありました。それは小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>に応募するための計画書でしたが、一目見て採択されることは厳しいという印象を受けました。今回のコラムでは、その計画書の内容だとなぜ採択が厳しいと感じたのか、採択が困難な計画書の特徴をご紹介します。なお、当コラムの内容は2021年8月27日時点の情報に基づいています。

1.採択が困難な計画書の特徴

(1)制限枚数を上限まで使っていない

 補助金に応募するには、その補助金に応募するための計画フォーマットを使用して計画を策定する必要があります。持続化補助金低感染リスク型ビジネス枠の計画フォーマットは、下図に示した事務局ホームページの赤枠部分からダウンロードできます。

 これらダウンロード資料のうち、採択のポイントとなる「【様式1】経営計画及び補助事業計画」は以下のフォーマットになっていますが、赤枠部分に注意が必要です。

 本来、読み手に自社のことを理解してもらうためには紙面は何枚あっても足りないはずですが、当補助金に関しては、上図の赤枠部分①にあるように、計画書は5枚以内に収めなければなりません。

 よって、制限枚数の5枚まで目一杯使いたいところですが、今回拝見した計画書は3枚で収まっていました。5枚以内というルールは守ってはいるものの、これではそもそも計画を理解してもらおうという意欲が疑われてしまいます。さらに次に示す点もその意欲を疑わせるものでした。

(2)スペースを有効活用していない

 上図赤枠部分②には「本注意事項」、下記の「<経営計画>及び<補助事業計画>内の黄色塗りつぶしの文書」については、申請時に削除して構いません。という但し書きがあります。これにより削除できる部分は以下となります。

  • 冒頭の7行
  • <申請者名>の1行
  • <経営計画>「1.自社の事業概要」の2行
  • <経営計画>「2.新型コロナウイルス感染症の影響・既に取り組んでいる対策」の2行
  • <補助事業計画>「1.補助事業名」の1行
  • <補助事業計画>「2.補助事業の内容」の2行
  • <補助事業計画>「3. 補助事業の効果」の1行
  • 欄外の6行

 このように、当該部分を削除することで20行以上のスペースが空き、そこに自社や補助事業の説明をさらに盛り込むことができるのですが、今回拝見した計画書は、これらが削除されていませんでした。このこともやはり計画書を理解してもらおうという意欲に疑念が湧いてしまいます。

(3)ビジュアルに訴求していない

 計画書にリアリティが付加されると、読み手は同社に対する理解が深まりやすくなります。そのためには最低でも経営者の写真は盛り込みたいところです。どういう人がこの計画を策定したのか、また、どういう人がこの計画を推進するのかということが分かるためです。

 しかし、今回拝見した計画書には、写真は一切盛り込まれていませんでした。制限枚数を超えないために写真を盛り込まないならまだしも、制限枚数に届いていないわけですから、ビジュアルに訴求するという意識がないことがうかがえます。

 このような形の計画書ですと説得力は高まりにくく、採択は困難であると言えるでしょう。なお、次回のコラムではさらにこの計画書の難点を見ていきます。

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