持続化補助金でコロナに立ち向かう自動車整備工場の事例①

小規模事業者持続化補助金

 今回取り上げる自動車整備工場は、観光地に近い場所に立地しており、出先で事故や車両トラブルに見舞われたドライバーからの連絡を受け、レッカー移動や修理などを実施するロードサービスを大きな収益源としていました。

 ところが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、外出する方が減少した結果、ロードサービスの依頼が激減し、売上が大きく低下してしまいました。そこで、小規模事業者持続化補助金を活用し、インターネットで自社の訴求力を高めようと考え、結果として当補助金に採択されました。その際にどのようにして計画書を作成したかをご紹介していきます。

 下図は当補助金に応募する際に原則として作成するべき資料の一覧ですが、第1回目の今回は赤枠部分、様式2-1経営計画書兼補助事業計画書①<経営計画>「1.企業概要」の書き方について見ていきます。なお、当コラムの内容は2020年9月6日時点の情報に基づいています。

1.<経営計画>「1.企業概要」の書き方

 小規模事業者持続化補助金は<経営計画><補助事業計画>の内容を読み手に理解していただかなければ採択は厳しくなってしまいます。私たちは、対面で相手に説明をする際に、相手の理解度を察しながら説明をしますが、当補助金を得るための説明は顔を合わせることなく、計画書のみで説明をしなければなりません。

 対面と書面の大きな違いはリアリティです。説明する人やそのものが目の前にある状況とそうでない状況では、リアリティに大きな差が生じます。今回ご説明する「企業概要」では、その点を意識しながら記載しました。

<経営計画>「1.企業概要」の書き方(1)売上総額・利益総額の多い商品・サービスの一覧表を盛り込む

 当補助金事務局の役割を担う、日本商工会議所、全国商工会連合会が公表しているいくつかの記入例のうち「企業概要」の記入例には以下のものがあります。

 上表によりその事業者の取扱商品や事業規模が想定できます。このことはリアリティの訴求に直結しますので、是非盛り込んでいただきたい内容です。今回取り上げた自動車整備工場は、「ロードサービス」「車検・整備」「販売」「鈑金」「保険手数料」といった構成でこの表を作成しました。

<経営計画>「1.企業概要」の書き方(2)経営者・スタッフの写真を盛り込む

 対面での説明ではお互いの顔が見えますが、書面での説明では顔が見えないわけですから、せめて当方の顔は見せておきたいという考えから、経営者やスタッフの写真を盛り込みました。なお、その写真は、集合写真より1人1人の写真の方が好ましい印象があります。また、店舗や事務所、取扱商品の写真を盛り込むことも効果的でしょう。

 なお、過去に数十枚の写真を盛り込んできた事業者がいらっしゃいましたが、あくまでも写真は説明を補完するものであり、写真が主役だと本末転倒になってしまいます。作成するものは計画書であり、写真集ではありません。

<経営計画>「1.企業概要」の書き方(3)立地を示す地図を盛り込む

 今回取り上げる整備工場は、○○県●●村に立地しています。そこで、日本全国の中で○○県の場所が分かる地図を、○○県の中で●●村の場所が分かる地図を、●●村で同社の場所が分かる地図を盛り込みました。その上で、同社の外観の写真を盛り込むことでリアリティを高めました。

 今回は「1.企業概要」の記載ポイントとして(1)売上総額・利益総額の多い商品・サービスの一覧表を盛り込む、(2)経営者・スタッフの写真を盛り込む、(3)立地を示す地図を盛り込む、を挙げましたが、次回は「2.顧客ニーズと市場の動向」を見て行きます。

2.当コラムの解説動画

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