儲かる写真スタジオの経営3つのポイント

戦略の考え方

 私は21年間、ガソリンスタンドの現場に身を置いていたわけですが、ガソリンスタンドの多くが「郊外立地」「ほとんどが車での来店客」「路面店」という条件が揃っています。そして、このような店舗をロードサイド店舗と呼んだりしますが、この条件に当てはまる写真スタジオもあります。この写真スタジオの経営者から以下の相談を受けました。

 この店舗は地方都市に立地し、もともと写真現像を主たる事業としていたわけですが、フイルム不要のデジカメやカメラ付き携帯電話が普及するに従い、現像の需要は減少してきました。そこで、少なくなった現像の需要には応えつつも、自店での撮影を行うようになり、写真スタジオとして出張撮影も含めて事業展開をするようになりました。

 同店のスタッフのうち、現在、現像・撮影ができるのは経営者のみという状況で、出張撮影などで出かける場合は、店番をアルバイトスタッフに任せています。そのような時に固定客が来店して経営者が不在だと現像・撮影に関して相談したいことも相談できず、苦情が舞い込みます。

 かといって、経営者が店にばかり居ても収益は上がらないわけで、今後の事業をどのように展開していくべきか、という相談内容でした。そこで、今回のコラムでは、業績低迷に苦しむ写真スタジオが生き残るための方策について見ていきます。

1.儲かる写真スタジオの経営のポイント

儲かる写真スタジオの経営のポイント1:既存顧客のフォロー

 同店の経営者は現在2代目であり、先代からの長年お付き合いがある顧客を多数抱えています。その中には、フイルムカメラで写真を撮りたい方や、しばらく足が遠のいた方など様々な顧客がいらっしゃいます。このような多くの既存顧客を抱えていることは、同店の強みです。

 このような顧客について同店では、住所・氏名・電話番号なども把握していることから、リスト化した上で、予めアポイントをとり、1軒1軒訪問をして、最近のご様子や自店で撮影を始めたことをお伝えしていくことができます。

 そもそも先代から事業を引き継いで、ちゃんとしたご挨拶すらできていない顧客も相当数いらっしゃるそうで、訪問をする理由はいくらでもあるわけです。その訪問が即座に商売に結び付くものでなくても、顔と顔を合わせておけば、お孫さんの成人式撮影や還暦祝いなどの撮影に結び付く可能性は高まります。

儲かる写真スタジオの経営のポイント2:店頭の予約制度

 前述の通り同店では、込み入った相談となると、現時点では経営者がいないと対応は困難です。とはいえ、経営者は出張撮影、顧客宅への訪問などで店を空けざるを得ません。よって、ご来店に関しては予約制度を導入する必要があると言えます。

 ご来店の希望日時や目的を電話やメールなどで承り、単なるフイルムの現像であればアルバイトスタッフが対応可能なので、予約不要である旨をお伝えし、込み入った相談であれば日程を調整する、といった取組みにより、経営者が店頭で生産性の低い時間を過ごすことは少なくなるでしょう。

儲かる写真スタジオの経営のポイント3:専門性の提供

 今や、誰もが気軽にスマートフォンで写真を撮ることができる時代です。ですが、ちょっと撮影にこだわりのある方は、自分の撮った写真をプロに見ていただき、撮り方のアドバイスが欲しいというニーズがあります。

 そして、この対応に時間をとられてしまうことが、今回の事例企業における経営者が抱える悩みの1つでした。ですが、仮にもプロがアドバイスするのですから、それは有料であるべきです。これにより、安易な気持ちでアドバイスを貰おうという顧客を排除するとともに、店側には金額に見合ったアドバイスを提供しようという姿勢も生まれ、質の高い顧客に質の高いアドバイスを提供できる可能性が高まることになります。

 今回のコラムでは、儲かる写真スタジオの経営のポイントとして、1.既存顧客のフォロー、2.店頭の予約制度、3.専門性の提供、を挙げました。市場が縮小しても、客単価の向上や、関連する新規事業の立ち上げにより、生き残りは可能ですので、諦めずに取り組んでいただきたいと思います。

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