アルバイトスタッフの応募促進のために履歴書が不要な3つの理由

人材確保

 アルバイトスタッフを確保するために、インターネットの求人サイトや新聞折込みを活用し、店頭でも募集看板を掲げているのに、応募の反応が今ひとつだとしたら、それらの媒体に「履歴書不要」の5文字を付け加えることにより、応募が増加する可能性が高まります。

 今回のコラムでは、なぜその5文字が応募増加に繋がるのか、その理由について見ていきたいと思います。

ZOZOに応募が殺到した理由

 アパレルのネット通販事業を手掛ける株式会社ZOZOが5月13日に物流センター業務を担う2,000人のアルバイトを募集したところ、翌日夕方までにそれを超える応募が殺到し、募集を打ち切ることとなりました。

 多くの企業が人材不足に苦しむ中、なぜZOZOがここまで効果を上げることができたのかというと、まずは時給の高さが挙げられます。週4日以上勤務で時給1,300円、週3日以下の勤務でも時給は1,100円、さらに仕事の成果に応じて月10,000円までのボーナスが支給されます。そして、このことをマスコミが取り上げたことにより、告知効果が高まりました。

 しかし、見逃せないのは応募に際して「履歴書不要」であったことです。ある雑貨店では、「履歴書不要」としたことで応募者が3割増、また別の倉庫会社では5割増加しました。では、なぜ履歴書が不要だと応募者が増えるのでしょうか。

理由1:応募者の負荷が低くなるため

 応募を検討する人の手元に履歴書がなければ、買わなくてはいけません。また、履歴書用の写真が手元になければ、それも撮らなければいけません。
 働いてお金を稼ごうとする人は、まだその職場で働けるかどうか分からない状況では、出費を嫌います。これと同じ意味合いで、面接の際に交通費を支給する会社は、応募者が多いとも言えます。

理由2:合理的な会社だというイメージを与えることができるため

 面接の際に履歴書持参を指示する企業は、人材確保という大事な場で、手書きの書類を重宝するということです。そのような姿勢は、今の若者にしてみると前近代的に映っている可能性があります。

 それは、仕事に無駄が多いという印象に繋がったり、ブラック企業の匂いを感じたりする人もいるでしょう。逆に、「履歴書不要」とすることにより、近代的、無駄がない、ホワイト企業というイメージを与えることが可能です。

理由3:エントリーシートで面接が可能であるため

 「履歴書がないと面接時の話題に困る」と言う人事担当者がいます。その場合は、面接をしながらエントリーシートを埋めていくことをお勧めしています。エントリーシートには下記の項目を準備しておくと良いでしょう。

 氏名、連絡先、生年月日、住所、最寄駅、通勤に要する時間、交通手段、現在の仕事、希望収入、勤務希望曜日・時間、職務経歴・経験

 面接の場で「お名前を教えてください」ではなく、「○○さんですね、下のお名前は?それはどんな字を使うのですか?」といったやり取りを進めてエントリーシートを面接者が埋めていけば、応募者の人となりが見えて来やすくなります。

 アルバイトスタッフの応募促進のために履歴書が不要な3つの理由として、1.応募者の負荷が低くなるため、2.合理的な会社だというイメージを与えることができるため、3.エントリーシートで面接が可能であるため、が挙げられることを見てきました。

 顧客目線を重視する企業の業績が良いように、応募者目線を重視する募集活動がその成果を高いものにするはずですので、「履歴書不要」に取り組むことをお勧めします。

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