創業して間もない美容室の経営者が考えるべき3つの集客策

新規顧客の確保

 先日、美容室の経営者が発した以下の質問に触れる機会がありました。

 38歳独身の美容室を経営している男性です。創業して3か月、スタッフは私1人です。創業当初は低料金で施術していましたが、1人営業なので、1日の仕事量に限界があることから、売上を増やすために高単価の新メニューを導入しました。低料金の顧客を徐々に高単価メニューへ誘導しようとしているのですか、日に日に客数が減っています。どのようにして売上を増加させればよいのでしょうか。

 今回のコラムでは、この質問を踏まえて創業間もない美容室の経営者が考えるべき集客策について見ていきます。

創業して間もない美容室の経営者が考えるべき集客策1:誰のための店なのか

 まず、創業して3か月ということで、日に日に客数が減ってきている、というのは当然と考えるべきです。なぜなら、創業直後は、経営者のお知り合いとか新し物好きの顧客がご来店する「ご祝儀需要」が発生するからです。

 その需要がだんだん少なくなってきて、やばいと感じるのが概ね創業3か月といったタイミングです。よって、創業当初の客数の多さに浮かれず、現在の客数の少なさに動じずに、淡々と創業前に決めた集客策を行うことが重要です。

 ですが、メニュー内容を創業3か月以内で変更したところを見ると、創業前にしっかりとした集客策は定めないまま見切り発車してしまったことが伺えます。よって、今一度立ち止まって、自店が狙う顧客は誰なのか、ターゲットを明確にすることをお勧めします。

 例えば、40代で仕事を持っており子供にお金がかかる母親をターゲットにしたとします。この層の多くは、身だしなみにかける時間もお金もふんだんにはありません。反面、年齢の影響が出た髪質が気になります。このような悩みに応えるメニューを打ち出すことで自店の特徴を打ち出せることになります。

創業して間もない美容室の経営者が考えるべき集客策2:再来店促進の仕組み

 ご来店いただいた顧客は必ず再来店していただけるように、仕掛けを作る必要があります。丁寧な接客、信頼のおける技術は大前提ですが、次回来店時に利用できる割引券やプレゼントがもらえるクーポン券、会員カード、ダイレクトメール、スタンプカードなど、次に繋がるツールを用意して活用する必要があります。

 どのようなツールが良いのか判断に苦しまないように、繁盛している同業者の情報を収集したり、集客セミナーなどに積極的に参加する必要があります。また、地元の商工会や商工会議所に入会して、情報収集をすることも一考です。

創業して間もない美容室の経営者が考えるべき集客策3:新規入店促進の仕組み

 新たに入店する顧客を増やす際に手っ取り早いのは、広告を打つことです。チラシの新聞折込、ポスティング、店頭でのチラシハンドアウト、インターネットを活用した検索連動型広告、SNS広告などがあります。

 費用をかけることができない場合は、SNSやブログでターゲットにとって役立つ情報を発信し続けていく必要があります。SNSではフォロワーを増やす取り組みも、もちろん必要になります。

 今回のコラムでは、創業して間もない美容室の経営者が考えるべき集客策として、1.誰のための店なのか、2.再来店促進の仕組み、3.新規入店促進の仕組み、を挙げました。これらをしっかり検討して、繁盛店に育てていってください。

 なお、上記2.3.については、小規模事業者持続化補助金の活用も検討の余地があります。これは、販促費用の3分の2、上限50万円までを行政が補助してくれるものであり、今年3月には募集が開始されるという情報も入ってきています。

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