ガソリンスタンドが生き残るための経費削減方法

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生き残るガソリンスタンドと生き残れないガソリンスタンド

 当然のことですが、生き残れないガソリンスタンドは、紆余曲折を経て利益を出せなくなり、資金が回らなくなって廃業します。生き残れるガソリンスタンドはその反対で、利益を出し続け、資金を回し続けて事業を継続します。

 資金繰りが厳しいガソリンスタンドは、利益が出ていないケースがほとんどですから、まずは利益を出す、つまり黒字にする必要があります。

 黒字の状態というのは、売上が原価と経費の合計よりも大きい状態を指しますが、売上が思うように上がらないのであれば、原価と経費を削減する必要があります。そこで今回のコラムでは、経費に着目し、どのようにすれば効率的に経費が削減できるのかを見ていきます。

人件費という経費削減の失敗例

 あるセルフサービスのガソリンスタンドは、経費削減を徹底するべく、人件費圧縮のために、原則1人での店舗運営を実施しました。いわゆるワンオペという体制です。

 ところが、ワンオペにしたことにより、来店客からの給油や洗車の仕方に関する問い合わせ対応に手が回らなくなりました。当然、オイルやタイヤといったガソリン以外の商品(油外商品)の販売などできるはずもなく、削減した人件費以上に売上高が落ちてしまいました。

 さらには、社員はろくに休憩・休日も取れず、アルバイトスタッフはシフトに入る日数を大幅に減らされた結果、従業員満足度が低下し、大量の退職者を出すこととなりました。

新聞図書費という経費削減の失敗例

 あるフルサービスのガソリンスタンドは、経費削減を徹底するべく、新聞図書費圧縮のために、スタッフ向けの業界紙・業界誌の購読を廃止しただけでなく、待合室に置く顧客向けの雑誌も全面撤廃しました。

 洗車やオイル交換を依頼した複数の顧客から、待合室で手持ち無沙汰であるという苦情を受けた現場は、各スタッフが自宅から不要な雑誌・漫画本を持ち寄りましたが、さほど数は集まりませんでした。

 この店舗には、ゴミ回収車を運転する常連客がいました。その顧客にゴミとして雑誌を回収した後に給油に来てもらうことをお願いし、読めそうな雑誌を譲ってもらって待合室に並べることにしました。

 しかし、それらの雑誌はもともと不要な古い雑誌であり、顧客の不評を買うこととなり、売上はそれまでよりも下がってしまいました。

 経費削減でこのような失敗をしないためには、どのようなことに取り組むべきなのでしょうか。

日次決算とは

 決算とは、当期の利益を確定させるために行われますが、1年単位で確定させるため、それを踏まえた次の打ち手を検討材料とするには、スパンが長すぎるという欠点があります。そこで、翌月の戦略を立てるために、月単位で毎月決算を行うことを月次決算と言います。

 ですが、外部環境の変化が激しい中、月単位でもスパンが長いという考え方があり、その場合、日次決算を実施することとなります。これは、1日の売上高と費用を確定させ、日毎に利益を管理していきます。

 費用には、売上の大小にかかわらず一定額が発生する固定費と、売上の大小によって多くなったり、少なくなったりする変動費があります。固定費の例としては、社員の人件費、賃借料、水道光熱費などがあり、変動費の例としては、消耗品費、販売促進費などがあり、仕入にかかった売上原価もこの場合は変動費に算入して良いでしょう。

 そして、月間の固定費を月間の営業日数で割って1日当たりのものを算出し、変動費は1日ごとに算出します。

 この際に、本当にその固定費は必要なのかを毎月検討します。また、本当にその変動費は必要なのかを毎日検討します。これにより、本当に無駄な経費を見定めていくこととなります。その見定めた結果は、本社と現場で意見のすり合わせをして、削減しても売上に影響しないことを確認する必要があります。

 なお、この日次決算を顧問税理士に依頼するには、やり取りが煩雑になる可能性が大きく、自社で実施する必要があります。弊社ホームページのトップ画面に無料でダウンロードできる説明入りのフォーマット(エクセル)を置いていますので、ご活用ください。https://roadside.co.jp/

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