小規模事業者持続化補助金で店舗改装費を調達した美容室の事例①

小規模事業者持続化補助金

 店舗を構え、長期にわたってビジネスを行っていると、当然のことながら老朽化が進んできます。また、顧客ニーズが多様化してくると、それに応えるためにも店舗改装が必要となってくることがあります。

 今回のコラムでは、このような店舗改装などの費用について、原則3分の2、上限50万円が補助される「小規模事業者持続化補助金」に採択された、ある美容室を取り上げます。同店は、当補助金に応募するべく計画書を作成しましたが、採択されるレベルにブラッシュアップして欲しいとのことで弊社にご相談されました。ブラッシュアップの結果、同店は採択されましたが、そのプロセスをご紹介していきます。

 なお、当コラムの内容は2020年6月14日時点の情報に基づいています。また、小規模事業者持続化補助金そのものについての解説は、以下のコラムからご確認ください。令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金について1

1.「企業概要」の書き方

(1)当欄に書くべきことを書く

 下図は、当補助金に応募する際に事務局に提出する資料の一覧ですが、まずは下図赤枠部分、様式2-1経営計画書兼補助事業計画書①の<経営計画>内にある「1.企業概要」を見ていきます。

 この美容室の経営者が事前に書かれてきた「1.企業概要」の内容は、以下となっていました。

 ①代表者名、電話番号、所在地
 ②顧客の年齢層
 ③メニュー

 このうち、「①代表者名、電話番号、所在地」は<経営計画>の前にある<応募者の概要>で既に記入していますので、削除していただきました。また、「②顧客の年齢層」は次の「2.顧客ニーズと市場の動向」欄に記載した方が流れとしては自然と判断し、そちらへ移動することとしました。

(2)記入例を意識する

 次に、「③メニュー」として「カット、カラー、セット、シャンプー、ブロー 、パーマ、ネイル、エステ」と記載がありましたので、各メニューの売上高、利益を調べていただき、それぞれの上位ベスト5の表を作っていただきました。これは、応募者を支援する立ち位置の日本商工会議所、全国商工会連合会が公表している以下の記入例に沿ったものです。

 各メニューの売上や利益を感覚ではなく数字で把握することで、今後、販売を強化していくべきメニューや、廃止するべきメニューなども把握しやすくなります。このような単品管理を実施し、今後の方向性を決める参考資料にすると良いでしょう。

(3)地図と写真を盛り込む

 この他に「1.企業概要」に盛り込みたいのは、地図と写真です。地図については、自店の場所が分かるものの他に、読み手が同店の所在地に全く土地勘がない可能性を踏まえて、市町村や都道府県レベルの地図も盛り込むとより良いでしょう。

 写真に関しては、経営者やスタッフの写真、店舗内外装の写真などを掲載します。特に美容室は、顧客に訴求できるスタッフや店舗の「おしゃれ感」が重要であり、写真でそのような雰囲気など自店の特徴を訴求したいところです。

 読み手としては字だけで書かれた説明では、リアリティに欠け、心に迫ってくるものが小さく感じるものですが、経営者やスタッフの顔、店舗の様子がビジュアルで分かると、俄然リアリティが増してきます。結果として説得力が高まることも期待できますので、是非これらは盛り込んでいただきたい内容です。

 これらを踏まえて、次回のコラムでは「2.顧客ニーズと市場の動向」をどのようにブラッシュアップしていったかを見ていきます。

2.当コラムの解説動画

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