飲食店の効果的なPOP3つの特徴

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 今日明日は、弊社が所在する地元川越のお祭りが開催されます。そんな中、ある寿司店では冒頭のPOPを店頭に掲げています。今回のコラムでは、このPOPを題材に効果の高い飲食店のPOPにはどのような特徴があるのかを見ていきます。

飲食店の効果的なPOPの特徴1:限定品であることを訴求する

 心理効果のひとつにスノップ効果というものがあります。これは、その商品をみんなが持っていると希少価値が低く感じ、自分は他の人と違う商品を買いたくなる、というものです。

 そこで、期間限定や数量限定といった、限定品であることを訴求することで消費者の購買意欲が高まることとなります。冒頭のPOPでは、お祭り期間のランチタイム限定とすることで希少価値を高めている点で効果が高いと言えるでしょう。

 なお、スノップ効果の反対概念にバンドワゴン効果があります。これは、みんなが持っている商品なので良い商品に違いない、だから自分もその商品を買いたくなる、というものです。

 よってこの2つの効果を掛け合わせた例として「多くの方が舌鼓を打った『まつり丼』、2日間ランチタイム限定で提供します」が考えられます。これは、前半がバンドワゴン効果を、後半でスノップ効果を活かしている例です。

飲食店の効果的なPOPの特徴2:メニュー以外の写真も用いる

 冒頭のPOPでは「まつり丼」の写真を用いています。このように文章だけでなくビジュアル的にも訴求することで効果を高めています。さらに効果を高めるのであれば、メニュー写真以外にも店内の写真や働くスタッフの写真、「まつり丼」の作成手順を紹介した写真なども効果的です。

飲食店の効果的なPOPの特徴3:複数の同じメニュー写真を用いる

 冒頭のPOPでは「まつり丼」の写真を6枚掲示していますが、パッと見たときに、川越まつり限定メニューが6種あるようにも見えます。実際は同じ写真と説明文が並んでいるだけなのですが、それだけでも見た目のインパクトが大きく、注目度が高まります。

 もし、お祭りメニューは一種類で行くのなら、真上から撮った写真、手前から撮った写真、斜め上から撮った写真などを6種類揃えるとさらにインパクトが大きくなるでしょう。

 今回のコラムでは、飲食店の効果的なPOPの特徴として、1.限定品であることを訴求する、2.メニュー以外の写真も用いる、3.複数の同じメニュー写真を用いる、を挙げました。飲食店は、参入障壁が高くないので、開業率が高い反面、競争が激化しやすく廃業率も高い業種です。今回ご紹介した特徴を踏まえて、集客力の高いPOPを作成しましょう。

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