小規模事業者持続化補助金の採択でホームページを作成した事例②

小規模事業者持続化補助金

 同社は、オートバイをトラックで輸送する事業を営んでいます。例えば、ネットオークションにオートバイを出品した方が、遠方に居住する落札者にオートバイを届ける場合などに同社を利用しています。

 そのような同社を利用する方を増やすために、同社はホームページを刷新するとともに、ネット広告を出稿することにし、その費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達することにしました。

 そこで弊社が当補助金応募用の計画書作成のご支援を行い、採択されたわけですが、当コラムで、その計画書作成のプロセスをご紹介していきます。下図は応募時に作成する書類ですが、今回のコラムでは赤枠部分、様式2-1 経営計画書兼補助事業計画書①<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」を見ていきます。

1.「顧客ニーズと市場の動向」の書き方

(1)2つに切り分ける

 まず、当欄に何を書くべきか構成を決めますが、その際に見出しをどう設定するかがポイントとなります。当欄のタイトルは「顧客ニーズと市場の動向」ですから、素直に考えると【顧客ニーズ】、【市場の動向】となりますので、このように見出しを設定していただきました。

(2)「顧客ニーズ」を定義する

 次に【顧客ニーズ】という見出しの下に何を書くべきかを検討します。単に顧客からいただいた声や要望を列挙するのではなく、それらから「顧客ニーズ」を検討して記載することが重要です。

 弊社ではこの「顧客ニーズ」を「自社を利用して達成したい顧客の目的」と定義しており、「Quality (品質)」「Cost(費用、価格)」「Delivery(納期)」の観点を用いてこれを見出していただきました。

 顧客にとって、オートバイの輸送に関する品質は高く、価格は安く、納期は短いに越したことはありません。よって、これまでいただいた顧客の声や要望から、どのような品質・価格・納期が自社に求められているのかを検討していただきました。

(3)「市場の動向」の構成を決める

 もう一つの見出しである【市場の動向】ですが、ここではビッグデータを活用して地域毎の人口動向を把握でき、公募要領にも紹介のあるRESAS(リーサス)を活用したいところです。しかし、同社の場合、商圏は全国に及ぶことから、商圏人口の動向をRESASで調べることに大きな意味は無いと判断しました。

 同社の顧客の多くは、オートバイをネットオークションへ出品したり、それを落札したりした方です。そこで、フリマアプリ・オークションの利用率・年代別利用状況・落札商品のカテゴリーをネットで検索し、その結果を記載するとともに、競合の社名・本社所在地・特徴を盛り込んでいただきました。

 今回見てきた「2.顧客ニーズと市場の動向」は外部環境ですが、小規模事業者は経営者も現場の第一線で仕事をするケースが多く、外部環境に目を向けている余裕がないケースが多い印象があります。よって、今回のような機会を活用して、このコラムで示した内容を把握することは、今後の戦略策定に大きな意味を持つと感じています。

 さて、次回は同社の内部環境を示す「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」をどのように記載していったのかを見ていきます。

2.小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします

 弊社の1,000件を超える支援実績を通じて蓄積してきたノウハウを活用して、計画書作成のサポートを行い、採択の可能性を高めます。詳しくはこちらから↓↓↓

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