持続化補助金採択事例から見えてきた採択されやすい事業者の特徴③

小規模事業者持続化補助金

 これまで小規模事業者持続化補助金は、<一般型>の他に<コロナ特別対応型>、<低感染リスク型ビジネス枠>と、外部環境の変化に応じて複数のケースが創設されました。弊社ではそれぞれの申請支援を行ってきましたが、そのうち111事業所については以下のサイトで事例としてご紹介しています。

 これらのご支援をしてきた中で感じているのは、<一般型>であれ、<コロナ特別対応型>であれ、<低感染リスク型ビジネス枠>であれ、採択される事業者には共通点があるということです。

 つまり、<一般型>で採択される(計画書ではなく)事業者は、<コロナ特別対応型>や<低感染リスク型ビジネス枠>に申請しても採択される可能性が高いでしょうし、その逆も言えると感じています。

 今後、小規模事業者持続化補助金は、上記<一般型>は<通常枠>に名前を変えるとともに<成長・分配強化枠>、<新陳代謝枠>、<インボイス枠>が創設される見通しですが、これについても同様のことが言えるはずです。

 そこで、今回のコラムは前回のコラム持続化補助金採択事例から見えてきた採択されやすい事業者の特徴②に引き続き、これまで弊社がご支援してきた事例から、採択される可能性が高い事業者の特徴を見ていきます。

1.持続化補助金採択事例から見えてきた採択されやすい事業者の特徴 part3

持続化補助金採択事例から見えてきた採択されやすい事業者の特徴part3(1)レスポンスが早い

 小規模事業者持続化補助金の申請に用いる計画書の策定支援で、資料の提出をお願いする場合があります。その最たるものとして、経営者の写真、売上・利益総額ベスト5の商品・メニューの情報、決算書などが挙げられます。

 このような資料の提出をお願いした場合にせよ、持続化補助金に関する何らかの要件があってメールをした場合にせよ、採択されやすい事業者は、レスポンスが早いです。すぐに資料の提出ができなくても、早い段階で「準備出来次第、早めにお送りします」というレスポンスがあります。

 これは、その事業者に時間が有り余っているのではなく、その事業者にとって持続化補助金の申請に関する作業は、取り組む優先順位が高いことを意味していると感じています。我々の1日は24時間であり、その人によって23時間だったり、25時間だったりすることはありません。よって、その24時間は優先順位の高い業務から手掛けていくはずです。

 「持続化補助金の優先順位が高い」ということは、「持続化補助金が自社にとって重要」と認識していると捉えることができ、それだけ持続化補助金の申請に注力するわけですから、採択される可能性は高いと言えるのではないでしょうか。

持続化補助金採択事例から見えてきた採択されやすい事業者の特徴part3(2)相手目線がある

 採択された計画書を拝見すると、その多くは文章の他に、写真や図表も用いて内容を訴求しています。写真は計画書の内容にリアリティを与えることが、図表は文章での説明をより分かりやすくすることが、そして両者は文章での説明におけるアクセントとすることが可能となります。そこでビジュアルに訴求することが必要になります。

 そして、このことは単なるテクニック論ではなく、どうしたら読み手が分かりやすくなるかという相手目線があるからこそ、できるのではないかと感じています。よって、普段から顧客目線で商売をしていたり、従業員目線で現場改善を考えたりしているような事業者こそが、効果的なビジュアルの訴求ができるのではないでしょうか。

 なお、小規模事業者持続化補助金<一般型>の計画書に盛り込まれる写真や図表の例として多い印象のものをまとまると以下となります。

 今回のコラムでは、持続化補助金採択事例から見えてきた採択されやすい事業者の特徴として、(1)レスポンスが早い、(2)相手目線がある、を挙げました。次回のコラムでも引き続き、そのような事業者の特徴を見ていきます。

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