ブティック店頭のイタいマネキンが売上を落とす3つの理由

 クリスマス商戦真っただ中ですが、先日、そんな街中を歩いていたところ、クリスマスパーティーを意識したであろう綺麗な洋服を着たマネキンが目に留まりました。しかし、私はなんとなく違和感を覚えました。

 その原因がすぐに分かりました。マネキンの左腕があり得ない方向に向いているのです。

 このマネキンをそのままの状態で展示していたら、このブティックはきっと売上を落とすでしょう。それはなぜか。今回のコラムでは、ブティック店頭のイタいマネキンが売上を落とす理由を見ていきます。

ブティック店頭のイタいマネキンが売上を落とす理由1:顧客が見ないから

 ブティック店頭で洋服をハンガーに吊るして展示しているだけでは、洋服の全体感が掴みにくいことから、使用感がイメージしにくくなります。そこで、店側としては、マネキンに着用させることでリアルな使用感を訴求し、商品を購入しやすくさせようという意図をもってマネキンを活用します。

 そんな役割を持っているマネキンの腕が、通常ではありえない方向を向いているのは、マネキンが痛そうなわけで、怖いです。リアルではイメージできないことが現実に目の前で起きているから怖いわけで、仮にこの状態のマネキンを夜の暗いところで見たら、ちょっと心臓に良くないかもしれません。

 人間は、命を守る本能から、そのような恐怖感を抱かせるものから目を逸らしがちになります。よって、商品のリアルな使用感は訴求が困難になってしまいます。

ブティック店頭のイタいマネキンが売上を落とす理由2:顧客が入店しないから

 あらぬ方向に腕が向いているこのマネキンですが、店舗スタッフが意図的にこのようにしたとは考えにくく、何かの拍子でこのようになってしまったはずです。

 しかし、店頭は前面道路を通行する顧客が一番に目を向けるところであり、そこにあらぬ方向へ腕が向いているマネキンを置いていること、また、あらぬ方向に向いている腕を自然な位置に戻していないことは、店舗スタッフは雑な方々なのかな、というイメージを与えてしまいます。

 結果として、顧客の入店に対する障壁が上がってしまいます。入店に対する障壁はいくつもあるものなので、可能な限りそれを低くしたり、取り除いたりしていかないと、入店は望みにくくなってしまいます。

ブティック店頭のイタいマネキンが売上を落とす理由3:顧客が買わないから

 仮に、顧客が入店に対する心理的な障壁を乗り越えて、入店してくださったとします。ですが、もともと店頭のマネキンを見て、店舗にネガティブなイメージを持っている状態で入店したとしたら、購買していただける可能性が低くなってしまいます。

 購買に対する心理的な障壁もいくつかあるわけですが、あえてネガティブなイメージを持たせて購買しにくくする必要はないということです。

 今回のコラムでは、ブティック店頭のイタいマネキンが売上を落とすとして、1.顧客が見ないから、2.顧客が入店しないから、3.顧客が買わないから、を挙げました。年に一度のクリスマス商戦です。店頭に落ち度がないか今一度点検をしてみる価値はあるでしょう。

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