寝坊による遅刻が治らない部下を持つ上司2つの共通点

人材育成

 「あなたが寝坊しないために上司である私ができることは何ですか」この質問によって、寝坊による遅刻はかなりの割合で減少するでしょう。

 春眠暁を覚えずと言います。今の時期は、どれだけ寝ても眠い人が多数発生します。特に若年層は、体が睡眠を欲しますし、遅くまで夜遊びをする体力もありますので、余計に朝寝坊をしやすいと言えます。

 ロードサイド店舗で働くスタッフは比較的若い層が多く、寝坊が頻発する可能性が高いこの時期、そのような部下に手を焼く上司の共通点を見ながら、どのようにして部下の寝坊を改善していくべきかを見ていきます。

寝坊による遅刻が治らない部下を持つ上司の共通点1:部下の考えを変えたがる

 今日は朝から忙しい。しかし、そろそろ部下のA君が出社してくる。そうしたら、あれをやらせて、これをやらせて…そんな思いで朝から店頭業務に勤しむ店長。しかし、定刻になってもA君は出社してこない。

 「あいつ、また寝坊か?」と不安になる店長。定刻を10分ほど回り、急いで出社してきたA君は「すいません、寝坊しましたっ。」と店長に深々と頭を下げます。怒り心頭の店長、「仕事をなんだと思っているんだ!」「お前の遅刻のせいで他のスタッフがどれだけ迷惑を被ったと思っているんだ!」と怒鳴りつけます。

 このような叱責から伺えるのは、部下の考えを変えてやろうという認識です。つまり、部下が持つ仕事に対する考え、他のスタッフに対する考えを変えて、寝坊による遅刻をなくそうという認識です。
 「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」と言います。部下の考えを変えようとしても、怒鳴っただけでそれを変えられる可能性は低いでしょう。

 そこで、上司である自分自身の言動を変える必要があります。

寝坊による遅刻が治らない部下を持つ上司の共通点2:改善は部下任せ

 寝坊による遅刻をした部下に対して「なぜ寝坊した?」「これから寝坊しないためにどういう行動を起こす?」と詰問する上司もいます。

 このような詰問から伺えるのは、寝坊という失敗に対する改善行動を部下に委ねており、自身はそれに携わる意識が薄いことです。

 仮にそのような詰問に「目覚まし時計をもう1個買ってきます」「早く寝るようにします」という答えが返ってきたとしても、それが本当に行われたかどうか、上司が家庭訪問でもしない限り、確認のしようがありません。

 よって、やはり上司は自分自身の言動を変える必要があります。

上司がその問題に携わる

 そこで、冒頭の「あなたが寝坊しないために上司である私ができることは何ですか」という質問を活用することとなります。

 この質問は、部下に寝坊をさせないために上司の行動を変える用意がある、というメッセージであり、その行動を起こしたかどうかは上司自身が確認することが可能です。

 例えば、その答えが「残業を少なくしてほしい」であれば、残業を減らすという行動をとったかどうか、自分で確認できます。同じく「遅番のシフトにしてほしい」であれば、そのようなシフトを作成するという行動をとったかどうか、自分で確認できます。

 そして、上司が行動を変えた以上、その部下は寝坊しにくくなるはずです。なぜなら、そのようにすれば寝坊をしない、と部下自身が宣言したことになるからです。

 寝坊による遅刻が治らない部下を持つ上司の共通点として、1.部下の考えを変えたがる、2.改善は部下任せ、を挙げ、その上で対策を見てきました。寝坊が増えやすくなるこの時期、上司が主体的に部下の問題に関わって、職場の規律性を向上させていきましょう。

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