儲かる洋菓子店が行うスタンプカードを使った効果のある戦略とは

戦略の考え方

スタンプカードを発行する目的

 ご縁というものは不思議なもので、弊社は今年に入ってからなぜか洋菓子店をご支援する機会に恵まれており、すでに4つの洋菓子店のご支援を実施し、その中の1店舗は現在もご支援が継続しています。

 その4店舗のご支援を通じ、洋菓子店は、販促策としてスタンプカードを使用しているケースが多い、という印象を持っています。スタンプカードはご存知の通り、〇〇円お買い上げごとにスタンプを押し、カードに押されたスタンプがいっぱいになったら、特典を差し上げるというものです。
 もっとも洋菓子店に限らず、多くの小売業・サービス業でスタンプカードは発行されていますが、その目的が明確な店舗とそうでない店舗では、当然のことながら効果は違ってきます。

 もちろん最終的な目的は業績向上、再来店促進ですが、スタンプカード発行の直接的な目的として押さえたいのは、顧客情報の入手です。スタンプがいっぱいになり特典を差し上げる際には、スタンプカードにメールアドレスもしくは住所の他、氏名、誕生月といった顧客情報を記入していただくことで、誕生日をお祝いするダイレクトメールを送付して、バースデーケーキの需要喚起を行うことが可能です。

スタンプカード活用の留意点

 ところが昨今は、事業者・消費者ともに個人情報に関して過剰に神経質になっているきらいがあり、個人情報の入手に及び腰になっている事業者も多い印象があります。
 しかし、個人情報取り扱いに関する方針やその用途を明記することで堂々と個人情報を得て、販売促進に活かしている店舗もあります。
 ちなみに、弊社のホームページに掲載している個人情報保護方針はこちらです。

 また、スタンプカードには有効期限を設けることが必要です。スタンプカードの効果が期待したものでなかったり、スタンプカードに変わる新たな販促策を導入したりするなどの理由で、スタンプカードを廃止する際に、有効期限は顧客が納得しやすいスタンプカード廃止の理由になります。

スタンプカード活用の罠

 さらに留意しないといけないことは、スタンプカード発行の目的を明確にしないと、発行枚数=業績向上と勘違いしてしまい、発行枚数が多いことに安心してしまうという罠に陥ってしまう、ということです。

 確かに、スタンプカードを作って下さった顧客はそうでない顧客に比べて再来店率は高いはずです。ですが、必ず再来店してくれるとは言い切れないはずです。スタンプカードを作ったものの、その後捨ててしまう顧客やスタンプカードの存在を忘れてしまう顧客もいるはずです。

 一般に、スタンプカードを作って下さった顧客の再来店率が高いのは、再来店を促すための個別のアプローチが可能であるからであり、それをしないのであれば高い効果を見込むことは難しいかもしれません。

 洋菓子店はバースデーケーキという記念日需要を取り込むことが可能な業種です。他の業種が発行する誕生日のダイレクトメールよりも、インパクトは大きいはずです。洋菓子店がスタンプカードを活用する意義がここにあります。

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