大手チェーン店と差別化したい洋菓子店が売上をアップするために

戦略の考え方

事業領域を設定する

 洋菓子店を運営する事業者は、全国へチェーン展開をする大手業者、地域で複数店舗を展開する事業者、単独店舗を展開する個人事業主といった形で大きく分類することが可能です。

 そして、一般に事業が小規模であればあるほど、経営者の仕事は、職人的要素が強くなっていき、中長期的かつ戦略を構築する「経営」ではなく、短期的かつ戦術を磨く「仕事」をする比重が高くなっていきます。
 なお、戦略と戦術については、以下の記事を参考にして下さい。
 【参考記事】
 戦略と戦術の違い

 「仕事」ではなく「経営」をしていかなければ、事業拡大をしていくことは困難になっていくのですが、そのためには、「事業領域」を設定することから始めます。事業領域とはドメインとも呼ばれ、文字通り、自店の事業をどの領域へ展開していくのか、を設定します。これにより、自店の方向性が定まります。

 具体的には、「誰に」「何を」「どのように」提供するか、を決めます。
 「誰に」とは、自店が狙う顧客ターゲットを指します。ターゲットが明確であれば、そのターゲットに向けた事業展開が可能となり、効果が現れやすくなります。
 「何を」とは、顧客ニーズを指します。自店は顧客のどのようなニーズを満たしていくのかが明確であれば、そのニーズに応じた事業展開が可能となり、効果が現れやすくなります。
 「どのように」とは、自店の差別的優位性を指します。他店と比べた優位性、つまり自店の強みが明確になれば、それを活かした事業展開が可能となり、効果が現れやすくなります。
 【参考記事】
 「誰に」「何を」「どのように」を決める
 強みを見出し事業に活かす

新商品開発をするために色の効果を認識する

 洋菓子店は、常に新製品開発が求められます。定番品はともかくとして、いつも同じケーキが店頭に並んでいる状況では、顧客は飽きてしまうためです。洋菓子の特徴は、「インスタ映え」させることが可能である、ということです。よって、特に色を意識した商品開発をする必要があります。

 その際に、虹色の効果を知っておくと何かと役に立ちます。虹を見て心が明るくなる人はいても心が塞ぐ人はまずいないでしょう。これは、虹色にエネルギーを整える力があるため、とされています。
 チャクラという言葉をご存じでしょうか。チャクラは「渦」や「車輪」などと訳され、高次元のエネルギーを取り入れて、体内で利用可能なかたちに変換する場所をいいます。チャクラは体の7カ所にあるとされ、それぞれに色があり、第1チャクラから第7チャクラは虹色と対応しているのです。
 虹色は、上から順番に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫(せきとうおうりょくせいらんし)が並んでいます。この順番を意識した色使いを行うことが重要です。そして、これは、新商品開発はもとより、陳列手法にも応用できます。

新商品開発をするために顧客ニーズを捉えるセンスを磨く

 洋菓子店に訪れる顧客の多くは女性ですので、女性が持つニーズを知っておく必要があります。このことにとても敏感なのが、同じく女性を主要顧客としている美容室です。
 よって、洋菓子店の経営者はもとより、スタッフは男性であれ、女性であれ、美容室に行くことをお勧めします。可能であれば行く美容室を毎月変えるとベストです。
 なお、美容室に行けばどんなケーキが望まれているのかが分かるわけではありません。しかし、女性のニーズを的確に捉えた美容室のセンスを身につけることは、女性が好む洋菓子の開発に大きく役に立つことでしょう。そこで、女性のニーズを的確に捉えた美容室に出会うまで、また、もっと的確に捉えた美容室に出会うために、毎月、行く美容室を変えるのです。

 事業領域を定めた上で、色を活用した商品開発・陳列を行い、顧客ニーズを捉えるセンスを身につけることにより、大手チェーン店との差別化が可能となり、ひいては売上の拡大に結びつくことでしょう。

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