人気を高めたい洋菓子店はSNSをどのように活用するべきか

インスタ映えする食べ物とは

 過去に実施した洋菓子店のコンサルティングを通じて、つくづく感じたのは、提供する商品の彩りが豊富であること、提供する商品に艶があることです。これは、写真映えする要素を満たしていることを意味します。
 業種は違いますが、下の写真は、ある飲食店で提供された、焼き鳥入りのパスタです。

 次の写真は、別の飲食店の海鮮サラダです。

 物珍しさでしたら、焼き鳥入りのパスタに軍配が上がるのでしょうが、目を惹くのは海鮮サラダだということは一目瞭然です。お刺身の彩り、ドレッシングの艶がポイントとなります。
 洋菓子店は、様々な彩りと艶を携えた商品を提供しています。これをインスタグラムなどのSNSに活用しない手はありません。

写真を通じて商品・店舗の付加価値を高める

 洋菓子店では、新商品の写真だけをSNSにアップする例を多く見かけますが、既存商品の写真も是非SNSにアップしましょう。
 その際の留意点は、まず、上記のように彩りと艶を意識して写真を撮ることです。既存商品の場合、彩りは既に決まっていますので、艶のある写真とするために撮り方を少し工夫します。ポイントは、明るいところで撮ることです。LEDランプなど光源を用意しても良いでしょう。また、特定部分をアップにしたり、斜めに撮ったりするといった工夫も一考の価値があります。
 なお、新商品の場合は、素材選びで彩りを意識することは言うまでもありません。

 次の留意点は、その商品にまつわるコメントを記載するということです。原材料やこだわりの他、その商品を開発するに至った背景、お客様の感想などを記載することで、アップした商品だけでなく、店舗の付加価値を高めることが可能となります。

継続する意味

 日本テレビの人気番組に「はじめてのおつかい」があります。それまで、自宅からの外出は必ず親が同伴していた幼児が、ひとりでお使いに行き、帰宅するまでの奮闘を追った番組です。
 1991年から25年以上にわたり不定期に放送されていますが、これほどの長寿番組になると、過去の「はじめてのおつかい」と、その子が成長した現在の様子が報告される「あれから○○年…」という興味深い企画を立てることも可能となっています。

 「あれから○○年…」という企画には、多くの「はじめてのおつかい」を長きに渡って収録してきたという強みが活かされています。同様に、SNSに商品の写真を絶えず長きに渡って掲載することは、過去の商品と現在の商品の違いや、そのエピソードをネタに投稿することがきます。

 誰もがやれることを、誰もができないくらい継続することにより、付加価値を高め、差別的優位性を発揮していきましょう。

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