残念なガソリンスタンド事典(待合室編)

残念なガソリンスタンド事典

 ガソリンスタンドでは、顧客が洗車やオイル交換など各種作業を待つ場所をセールスルームと呼びます。

 洗車やオイルなどガソリン以外の商品は油外商品と呼ばれ、利益率が高いことから、これの販売に力を入れるガソリンスタンドが多いわけですが、この油外商品が売れると顧客は作業終了を待つために、セールスルームを利用します。

 よって、油外商品の販売に力を入れる場合は、当然のことながらセールスルームの快適性も検討しなければいけません。そのために、今回のコラムでは快適ではないセールスルームを見ていきます。

待合室が残念なガソリンスタンド1:テーブルの上がパンフレットだらけ

 セールスルームのテーブルの上が、洗車メニュー、エンジンオイルのチラシ、タイヤの価格表などで埋め尽くされているケースがあります。セールスルームを利用する顧客に対して、さらに販売しようという意思が伺えますが、これでは顧客はテーブルを自由に利用することができず、居心地の悪さを感じてしまいます。

 パンフレットを積み上げただけでは油外商品など売れるはずもありませんから、何も置かずにすっきりさせた方が印象は良いでしょう。

待合室が残念なガソリンスタンド2:スタッフの動線を配慮していない

 セールスルームの奥に事務室や休憩室などのバックヤードがあるレイアウトのガソリンスタンドでは、スタッフが奥から出てきてセールスルームを通ってフィールドへ出て給油作業などを行い、フィールドからセールスルームを通ってバックヤードで事務仕事を行ったり、休憩をしたりします。

 この際に、セールスルーム内に置かれたテレビの前を横切る動線になっていると、顧客がテレビを観ている場合にとても失礼なことになり、不満足度が高まることとなってしまいます。

待合室が残念なガソリンスタンド3:顧客の興味をそそらない雑誌ばかり

 ゴルフに興味のない顧客にとって、当然ゴルフ雑誌は興味のないものです。ですが、ガソリンスタンドのセールスルームにゴルフ雑誌しか置いていないとがっかりしてしまいます。

 雑誌がどうであれ、スマートフォンで時間を潰すことができると考える向きもありますが、わざわざ買うまでもないものの、興味をそそる雑誌がセールスルームに置いてあると、顧客は得をした気分になります。客層に見合った雑誌を揃えるようにしたいものです。

待合室が残念なガソリンスタンド4:ガラスが汚い

 セールスルームはガラスで覆われていますので、光の差し込み方によっては、汚れが目立ってしまいます。車をきれいにするために洗車を依頼して、セールスルームに入ったものの、ガラスが汚いと本当に車がきれいになるのか、不安になってしまいます。セールスルームのガラスは定期的に清掃しましょう。

待合室が残念なガソリンスタンド5:分煙されていない

 喫煙者は激減していますが、喫煙をするドライバーは比較的多い印象があり、ガソリンスタンドのセールスルームで一服することを楽しみにしている顧客も多いかもしれません。

 実際問題、私が良く通るガソリンスタンドでは敷地の外に灰皿を設置していますが、灰皿を使用する顧客をよく見かけます。時代の流れとして、タバコを吸わない方が増加していますので、喫煙者・非喫煙者双方を満足させるために、セールスルームでは分煙をする必要があるでしょう。

 今回のコラムでは、残念なガソリンスタンドの待合室として、1.テーブルの上がパンフレットだらけ、2.スタッフの動線を配慮していない、3.顧客の興味をそそらない雑誌ばかり、4.ガラスが汚い、5.分煙されていない、を挙げました。

 油外商品の販売に力を入れるなら、セールスルームの充実は必須ですので、ぜひこの5つを意識していただきたいと思います。

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