コロナ禍で人手不足を解消するための募集広告3つの留意点

小規模事業者持続化補助金

 今年の春に新型コロナウイルス感染の拡大を食い止めるために、緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出は自粛することが求められました。これにより、来店客の激減、営業時間の短縮などで、人員を減らさざるを得なくなってしまった店舗が増加しました。

 ですが、徐々に客足が戻ってくる中、人手不足感を抱くようになった店舗も増えはじめているようです。そんな中、先日見かけた飲食店の募集看板がこれです。

 今回のコラムでは、この看板の内容をどのように変更すれば、より効果が上がるかを見ていきます。

1.効果の高い募集広告を作る際の留意点

(1)人材を大事にしていることを訴求しているか

 人は一般に横書きの訴求物があった場合、左の上から読み始めます。よって、その部分には、一番伝えたい一番重要な内容を置くべきということになります。

 前述の看板では、最上段に「アルバイト」募集とあります。一般的なアルバイトとは、短時間勤務・有期雇用の労働力を指しますが、そのような労働力を「アルバイト」と呼ぶ職場と、「アルバイトさん」と呼ぶ職場では、人材を大事にしているかどうかが透けて見えるものです。

 一番伝えたい一番重要なことは、人材を大事にしていないことではないはずですから、「アルバイト」ではなく「アルバイトさん」と記載することをお勧めします。実際に、「アルバイト募集」という告知を「アルバイトさん募集」という告知に変えただけで応募者が増えたという事例もあります。

(2)言葉に気を付けて訴求しているか

 新型コロナウイルスの感染リスクを高める要素として、密閉・密集・密接の「3密」が挙げられます。そこで店舗としては、これにしっかり対策をしていることを訴求して集客力を高めたいところです。

 販路開拓等に使用する費用の3分の2、上限50万円(原則)を補助する小規模事業者持続化補助金においても別枠として「事業再開枠」があり、この枠では3密回避の取組をチラシやポスターで訴求する場合の費用などを50万円まで交付することになっています。

 それだけ3密回避の取組は重要なわけですが、前述の看板では「3密厳守」と示しています。正確には「3密回避厳守」なのだと思われますが、このように言葉を軽んずる告知は、その店舗のビジネスに対する姿勢も透けて見えるものです。

 このような誤植、誤字、脱字などは気を付けなければいけません。ちなみに当コラムも定期的に過去の記事を見直し、これらが発生していないか点検しています。

(3)具体的に訴求しているか

 人間は、同じ事実に接しても異なる解釈をする可能性があります。それは告知物に関しても同様です。前述の看板では「安心して働けるお店!」とありますが、何をもって「安心」と判断しているのかが不明です。

 そこで、同店における「安心」を具体的に述べる必要があります。

 例えば、給料の前払いが可能であったり、スタッフの人間関係が良かったり、落ち着いた客層であったりといったことが訴求できていれば、安心という表記をより理解できるため、応募しやすくなる と考えられます。

 今回のコラムでは、人手不足を解消するための募集広告3つの留意点として(1)人材を大事にしていることを訴求しているか、(2)言葉に気を付けて訴求しているか、(3)具体的に訴求しているか、を述べました。これらに留意することで人材確保に繋げていただけたらと思います。

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