アルバイトスタッフをゲームのように育成する3つの方法

人材育成

 近年、ロードサイド店舗を悩ませるバイトテロ。テロまでいかないとしても、シフトのすっぽかし、無断欠勤、遅刻。仕事をさせれば、無表情での接客、「ありやとやんした~」など適当なお礼。

 そのようなアルバイトスタッフを見て「全く!」とストレスを抱える経営者・管理職は多いと思います。そうかと言って厳しく指導すると辞められるかもしれない。人材不足の折、シフトに穴を開けたくはありません。

 そこで、今回のコラムでは、そのような悩みを解消するべく、アルバイトスタッフを「ゲームのように」育成する方法を見ていきます。なお「ゲーム」とは「遊び」という意味合いがあります。「指導してやる!」と肩肘を張るとアルバイトスタッフも身構えます。あくまでも育成ゲームのように遊び感覚で取組みましょう。

ゲームのように育成する方法1:ルールを決める

 ゲームにはルールがあり、それに則ってプレイすることになります。よって「ゲームのように」育成するにはルールを決める必要があります。

 具体的には「いつ」「誰が」「何を」育成するのか、スケジュールというルールを決める、ということです。

 「いつ」に関しては「〇〇が出来ようになったら」ではなく、「〇月〇日」と日程を決めます。

 「誰が」に関してはトレーナーを決めます。トレーナーは先輩アルバイトスタッフが望ましいのですが、その理由は先輩アルバイトがトレーナーになることで、本人も成長するからです。詳しくは、以下のコラムを参考にしてください。
 【参考コラム】うまくいくOJT、うまくいかないOJT
 
 そして「何を」育成するのかは以下で見ていくこととなります。

ゲームのように育成する方法2:顔の行動を示す

 行動は具体的に示す必要があります。そして「顔の行動」は笑顔を出すことと目を合わせることです。重要なことは、①笑顔が素敵な人・目を合わせて話が出来る人は、異性にモテること、②アルバイトの仕事を通じて異性にモテる練習ができること、を伝えることです。

 笑顔は満面の笑みである必要はありません。口角を上げるだけ(スタンバイスマイル)で良いので、その方法を伝え、練習させます。以下のコラムを参考にしてください。
 【参考コラム】上手な笑顔の作り方

 また、接客時に顧客と目を合わせること(アイコンタクト)ができない人は、相手に「私に興味がないのかな」「嘘をついているのかな」「別のことを考えているのかな」「何か隠しているのかな」と思われる可能性が高いです。

 目を合わせるコツは、顧客の目と目の間にグッと視線を固定することです。これをトレーナーに対してやってもらい、練習させます。よりモテたければ、テレビのニュースを読む女子アナにテレビ越しにやります。また、以下の動画の女性に対してやっても効果が上がるでしょう。

【睡眠】ただ見つめ合うだけの動画なのに眠たくなる。。。 / あおいろTV 水木あお

ゲームのように育成する方法3:認める・褒める

 私が20歳の時の話です。当時の私は、ガソリンスタンドのアルバイトスタッフだったわけですが、ある日店長と副店長に呼ばれました。恐る恐る事務室に入室した私に副店長を従えた店長が言いました。

 「君はいつも表情が暗いよね。今日から、出社後退社するまでずっと笑っていなさい」

 これを受け、融通の利かない私は、本当に出社から退社までニコニコしていました。先輩に怒られている時もニコニコしていましたので、「ヘラヘラすんな」とさらに怒られる始末。

 そんな中、ガソリンスタンドの待合室で、洗車待ちの30代と思しき女性のお客様とすれ違ったときに、相変わらずのニコニコ顔で「いらっしゃいませ」と言いました。その方は、それを見て、はにかむような仕草で、そして嬉しそうな表情で「あ、どうも…」と返してくれました。

 このやり取りを見ていた副店長が「三上ぃ、それだよ、それ。今の良かったわぁ」と言ってくれました。これは、私のガソリンスタンド人生の原体験として今でも脳裏に焼き付いています。

 人は、他人が認めてくれた、褒めてくれた行動を強化します。前述のスタンバイスマイル、アイコンタクトが出来ているか、トレーナーは逐一チェックし、出来ていないようだったら再度練習させ、出来ていたら是非、認める・褒めるという行動を起こしてください。さらに良いスタンバイスマイル、アイコンタクトの継続に繋がるでしょう。

 今回のコラムでは、アルバイトスタッフをゲームのように育成する3つの方法として、1.ルールを決める、2.顔の行動を示す、3.認める・褒める、を挙げました。アルバイトスタッフが魅力的な方ばかりになれば、そのように育成したトレーナーも魅力的だということですし、その上司、店長も魅力的だということです。それは店舗の魅力にも繋がります。

 ネット通販の普及、AIの台頭が進んでも、人と人がリアルに触れ合う接客ができるというリアル店舗の強みはなくなりません。その質を上げることで、勝ち組になることが可能ですので、是非取組んでいただきたいと思います。

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