持続化補助金採択でホームページを更新する鍼灸院の計画書記入例③

小規模事業者持続化補助金

 同院は女性専用の鍼灸院として開業後10年が経過しました。これまで既存利用者からの紹介で新規利用者を獲得してきましたが、紹介だけでなくネット検索からも新規顧客を獲得したいと考えるようになり、ホームページの更新を行うことにしました。

 また、併せてweb広告の出稿、リーフレットの作成も行うこととし、その費用の一部について小規模事業者持続化補助金を活用することにしました。

 そこで同院の代表者は、当補助金に応募する際に提出する計画書を作成しましたが、弊社はそれをブラッシュアップする形でご支援しました。結果として同院は当補助金に採択されましたが、どのように計画書をブラッシュアップしたのかをご紹介します。

 下図は応募時に最低限作成しなければならない書類ですが、今回のコラムでは以下の赤枠部分、様式2-1経営計画書兼補助事業計画書①<経営計画>「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」を見ていきます。

1.「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方

(1)結果に対する要因を記載する

 同院が事前に当欄へ記載されてきた内容を拝見すると以下の内容の記述がありました。

東洋医学に偏ることなく西洋医学的な見地でも診ているため、多角的な診察ができる。

②利用者との何気ない会話にコーチングを組み込み、イキイキした状態に戻すことをサポートできる。

 ここで検討するべきことは、なぜ西洋医学的な見地で見ることができるのか、なぜ何気ない会話にコーチングを組み込むことができるのか、という結果に対する要因です。

 ①を例にとると「西洋医学的な見地でも診ている」という要因と「多角的な診察ができる」という結果が示されているため、一見因果関係が成り立っているように見えますが「西洋医学的な見地でも診ている」を結果と捉えた場合に、その要因があるはずであり、それが真の強みである可能性が高いと判断できます。

 このようにして真の強みを見出し、列挙していただきましたが、列挙する際は次の切り口を意識する必要があります。

(2)当欄を2つに切り分ける

 当欄のタイトルは「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」ですので、【自社の強み】【自社の提供する商品・サービスの強み】と見出しを設けて切り分けると、当欄に書くべき内容が、要求されている内容からズレにくくなるだけでなく、読みやすくなり、読み手の理解が促進される可能性が高まります。

 当事例ではホームページの更新がメインの補助事業となりますが、ホームページでは同院の強みを多くの方に訴求しますので、訴求できる強みをたくさん見出す必要があります。その際に多くの切り口があると、視点が増えますので、強みをたくさん見出せる可能性が高まります。よって、2つに切り分けた後、さらに以下の切り口も用います。

(3)【自社の強み】を4つに切り分ける

 「強み」を弊社では「顧客に価値を提供でき、競合より優れている経営資源」と定義しています。経営資源は「人」「物」「金」「情報」から成り立ちますので、【自社の強み】として『人的資源』『物的資源』『財務的資源』『情報的資源』の観点からそれぞれの強みを列挙していただきました。

 なお『物的資源の強み』には【自社の提供する商品・サービスの強み】が含まれますので、物的資源の強みには商品・サービスの強みは含めずに記載する点に注意が必要です。

 このようにして「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」をブラッシュアップしていきましたが、当項目以外の項目に関する書き方は以下のリンクを参考にして下さい。次回は「4.経営方針・目標と今後のプラン」を見ていきます。

持続化補助金採択でホームページを更新する鍼灸院の計画書記入例

2.小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします

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